- 商業印刷およびパッケージ印刷に最適なミディアムサイズモデル
- ハイデルベルグ本社のプリントメディアセンターと米国でデモンストレーションを実施
- アニカラーの技術により前準備時間の大幅短縮、最小限の損紙、高い生産性を実現
ハイデルベルグ社(本社:ドイツハイデルベルク市、会長兼最高経営責任者:ゲ-ロルト・リンツバッハ)は、ウィスロッホ工場においてスピードマスターXL75アニカラーシリーズの製造を開始いたしました。
ハイデルベルグ社は、小ロットおよび極小ロット向けのキーレスインキング菊四裁判印刷機スピードマスターSM52アニカラーの販売が好調なことから、この技術を菊半裁サイズに拡大し、販売をいたします。
従来に比べ、最大90%の損紙削減を実現
スピードマスターXL75アニカラーは、drupa2012でデビューし、商印とパッケージの印刷会社でのフィールドテストを順調にクリアしました。
印刷開始から安定したインキの供給ができ、わずか20枚から30枚の損紙で印刷が可能。これは従来に比べ最大90%の損紙削減を可能にし、飛躍的な環境性能を向上させます。
また、スピードマスターSX52やXL75アニカラー、そしてデジタル印刷機ライノプリントC751/C901は、極小ロット印刷やバリアブル印刷などで費用対効果の高い生産、および幅広いポートフォリオをお客様にご提案します。
お客様のビジネスモデルのニーズを満たすため、デジタル印刷システムと生産性の高いオフセット印刷技術を組み合わせることができ、お客様に最適なソリューションをご提供いたします。
商業印刷やパッケージ印刷会社で需要の高い、菊半裁サイズに対応
最初のスピードマスターXL75アニカラーはすでに、ドイツやスイス、オランダの商業印刷・パッケージ印刷会社へ納入されました。その中には2013年からスピードマスターSX52アニカラーを使用している最先端のWeb to Printの印刷会社もありますが、コーティングユニット付のスピードマスターXL75アニカラー4色機の導入で、さらに多くの仕事を可能にすることに期待しています。
ほかには、スピードマスターXL75アニカラーにより小ロットでコスト効率の高い生産を可能にした医薬品パッケージの印刷会社に納入されました。お客様の多くが、ハイレベルの自動化や柔軟性、高い汎用性や高い品質、そしてまたその生産力に感銘を受けました。なお、スピードマスターXL75アニカラーの両面印刷機は2014年秋のご案内予定です。
ドイツと米国にて、デモンストレーションを実施
ハイデルベルグのプリントメディアセンターでは、スピードマスターXL75アニカラーを設置し、実際に機械を見ていただけるよういくつかのイベントを開催いたします。3月中旬に開催を予定されている“InfoDay”と呼ばれる商業印刷向けの特殊印刷をご紹介するオープンハウスや、北米はアトランタにあるハイデルベルグUSAのショールーム”プリント&パッケージ・テクノロジーセンター”にも機械を展示し、みなさまにデモンストレーションをご覧いただきます。