皆様こんにちは!
今回は印刷必需品に関するレビューということで、エコ洗浄剤 Saphira Wash 502NV をお使いのパラシュート株式会社様に訪問してきました。
パラシュート様は、今から約4年前に、現製品の前身となるNON VOCエコ洗浄剤をリリースした際、いち早く弊社にお声掛けいただきご導入に至りました。
その後現在のエコ洗浄剤 Saphira Wash 502NVに切り替わり、すでに2年ほどが経過しており、日本で最も長い使用実績をお持ちでいらっしゃいます。そこで今回は、生産管理グループ老川執行役員と塩谷マネージャーにお話を伺いました。(写真左:生産管理グループ老川執行役員、写真右:塩谷マネージャー)
この洗浄剤の最大の特長は「エコ」であり、「揮発性が低い=VOCの発生が少ない」ことですが、逆に揮発しにくいことで、ローラーやブランケット上に液が残ってしまうと次の刷り出しに影響が出てしまいます。
まともに洗浄もできないのでは・・・というくらい戸惑いましたが、今ではきれいに洗浄ができるのはもちろん、ローラーの洗浄プログラムでは使用量が実に5分の1近くまで減りました。それだけでなく、洗浄時間も半分以下になっています。
「揮発性が低いということは、濡れた状態が続くということなので、使用量(洗浄プログラムの噴射量)を減らしてみよう、ということから始まりました」と、塩谷マネージャーは振り返ります。
「洗浄剤を噴射するタイミング、水を噴射する量やタイミングによって、洗浄力やその後の乾きにも違いが出てくることがわかってきたので、プログラムをチューニングし、今の洗練された形になりました。」
主要な効果として、このような点が挙げられます。
・洗浄剤の噴射回数が78%削減(14回⇒3回)
・使用量の削減だけでなく、VOCの削減や洗浄時間の短縮を達成
・ドクターブレードの寿命が延び、交換などの付加的な作業と合わせて、効率化につながっている
なお、どのようなセッティングをしているかが気になる洗浄プログラムについて、ありがたいことにパラシュート様より画像掲載のご了承をいただきましたので、次回の記事にて公開いたします。ご期待ください!
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