”一度最高のテクノロジーに慣れてしまうと、もう簡単にそれ以下に満足することはできないね。そうアニカラーのことさ。”と言うのは、4カラープレス社(4CP)のリサとアンドリュー・フルドです。
2007年に最初のスピードマスターSM52アニカラーを導入してから、7年間で1億3百万枚を印刷した米国・テキサスの印刷会社オーナーは、アニカラーのショートインキングテクノロジーの熱烈な愛好者です。”当時、私達の印刷機は、キャパシティが一杯でした。”とフルドは言います。
このことが新しいスピードマスターXL75アニカラーへの投資を決断させました。
”SM52で16~18時間かかっていたものが、XL75では用紙サイズの大きくなったにもかかわらず、わずか5時間でできてしまいます。私達は、さらに時間を短縮することを目指しています。”フルドは説明します。
”このペースだと、2年間で私達のビジネスを3倍にすることができるだろうね。”
2004年に設立されたB2Bのこの会社は、短納期を一番の特徴として、小さな会社のようなレスポンスの速さと、大きなオフセット印刷会社の標準化された品質を、クライアントに提供しています。
4CPの顧客は、ダラス・フォートワースの周辺から、国外にまで渡っています。そして、今、4CPは、さらなるプロセスの効率化を目指しています。
そのためのひとつのツールが、プリネクトベンチマーキングソフトウェアです。
”このソフトウェアによって、私達は印刷機の効率を比較することができ、どこを改善すればさらに生産性の向上、効率化が可能かを知ることができるのです。”とフルドは言います。
この印刷会社のオペレーションの心臓部は、もちろん50枚以上の仕事を生産するのに使われているスピードマスターXL75アニカラーです。とは言え、小ロットが中心で、大ロットを印刷することはほとんどありません。
XL75アニカラーでは、セットアップ、メイクレディ、300版を超える版交換は、それほど大変ではありません。例えば、最近ロット数が100から1,000、168種類のポケットフォルダーの生産の依頼がありました。
XL75アニカラーの5分でできる版交換、セットアップ時わずか15枚のヤレ紙、安定したインキングというアニカラーが提供するメリットを最大限に活かし、すばらしい印刷品質を保ったまま、シフトあたり25種類をこなすことができました。
最大90%のヤレ紙を削減できることは、4CPの環境への取り組みにもフィットしています。
会社は驚くほどのカーボンフットプリント(温室効果ガス排出量)で、フルドがイタリアのペルージャで見た構造をベースにした省スペース設計の運搬用コンテナを改造してつなげられた1,400㎡という広さの建物で事業を行っています。
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