おはようございます!
プリネクトユーザーの皆様はもちろん、まだ使ってないけどもっとプリネクトについて知ってみたいというお客様に向けて、その道のエキスパート達が、ソフトウェアのサブスクリプション “プリネクトプロダクションマネージャー” に含まれる数々の便利な機能をご紹介していく
“えっ、知らないの!? プリネクトなら簡単よ!” シリーズ
を、今日からスタート致します。これからしばらく毎月第一週と第四週の火曜日に投稿予定です。それでは早速第1回目。今回はお話させて頂くのは、プリネクト プロダクトドライバー(製品責任者)の伊藤です。では、“伊藤さん、よろしくお願いします。”
はい、わかりました。それでは始めさせていただきます。
ハイデルベルグの印刷機をお使いのお客様であれば用紙情報がプリプレスから届いてますよね? ”えっ!そんなデータ届いていない?” 今日は、そんな皆様に、とっておきな情報をお届けします。
プリネクトプロダクトドライバー伊藤
プリネクトには用紙情報データベースがある
プリネクトのサーバーの中にはデータベースがインストールされてます。このデータベースには、ジョブをはじめ顧客、色などに関する膨大な情報が蓄積されています。その中で特に重要なのが用紙情報のデータベースです。
*用紙管理にて表示される項目例 (画像をクリックすると拡大して見えることができます。)
用紙情報のデータベースには、銘柄やサイズ、タイプや厚み、紙目やLab情報など多くの情報があります。そしてこの情報はただ保存されているわけではなく、例えば、印刷1000枚あたりのコストの項目は、ギャンギング印刷 (付け合わせ印刷) のための計算に使用されたりしているのです。そしてこの情報が印刷機に送られると…..
プリネクトの用紙データベースはオフセット印刷、デジタル印刷機や後加工機と連動する
*印刷機上で表示される項目例 (画像をクリックすると拡大して見えることができます。)
画面左端にプリネクトから送られてきたジョブが、右端にはそのジョブで使用される用紙情報がこのように表示されます。つまりプリネクトから印刷機へ用紙情報が送られると、印刷機のフィーダやデリバリでその用紙に対応した自動セットアップが行われ、印刷オペレーターの作業が軽減されたり、オペレータのスキルによる差が取り除かれることによって印刷の品質があがったり、良いこと尽くめなんです!プリネクトがオフセット印刷以外のデジタル印刷機や、後加工機でつながっている場合も同じです。
*デジタル画面-用紙 (画像をクリックすると拡大して見えることができます。)
プリネクトをプリプレスで使っていなくてもOK。プリネクトをプリプレスで使っていればなお良し。
“だけど、ウチは他社のプリプレスだから…..” なんてお客様もいらっしゃると思います。でも、大丈夫!他社メーカー様のプリプレスをお使いの場合でも同じです。下記の管理画面から用紙情報を作成・編集することが可能です。もちろん、ハイデルベルグのプリネクトをお使いの場合はさらに面付けソフトともシームレスに統合されます。
*管理画面一覧(画像をクリックすると拡大して見えることができます。)
もしこのデータベースの膨大な情報を使ってクラウドで分析できたら・・・
言うまでもなくデータベースの膨大な情報は、その中の用紙情報を機械に送って準備時間等の削減を可能にするだけでなく、実はもっともっと印刷会社内で有効に使えるのです。例えば、スマートプリントショップを目指す経営者や工場管理者の皆様!用紙銘柄やサイズごとに印刷機の生産性を比較したり、色数や特色などに応じた前準備時間を分析したりしたいと思いませんか?プリネクトでは、情報を機械に送ることによって、それらが可能になります。なぜなら、そうした情報に対して今度は実際の稼働情報がフィードバックされてサーバーに戻ってくるからです。このあたりのお話は、また後日詳しくご説明させて頂きますのでお楽しみに。
さらに具体的なオペレーションや設定方法については、サポートサイトへ、または弊社コールセンター (0570-666-433、prinect.support.hjp@heidelberg.com) までお気軽にご連絡ください。