前回のメンテナンス情報【エアスター編】に続く、第2回目として、今回はフィーダ・ロータリーバルブのメンテナンスをご紹介いたします。
フィーダ・ロータリーバルブのメンテナンス
スピードマスターSM52を除く、スピードマスターSM/SX74、SM/SX102、CD/XL74/75、XL105/106のロータリーバルブには決められた間隔でのメンテナンスが必要となります。
また、例えば24時間稼働する場合や紙粉が多く見受けられる場合や、その他お仕事の内容によっては、その間隔は通常よりも短く考えなければなりません。
基本的なメンテナンス間隔は1ヵ月に1度の清掃となります。
それぞれ機種により外し方が異なりますのでメンテナンスブックをご参照願います。
※写真はハウジングを外したSM102機プリセットフィーダ・ロータリーバルブです。
ロータリーバルブのメンテナンス・ポイント
④のシャフトに固定されているスナップリングを外すとロータリーバルブがシャフトより抜けます。
シャフトの状態を確認し、錆がある場合にはサンドペーパーなどで除去し、シャフト表面にグリスを薄く塗布して下さい。(次回のメンテナンス時に軽く抜けるようになります)
- ①と③のベアリング内部にはグリスを注入し、外輪に錆や汚れがある場合には、こちらもサンドペーパーなどで除去いただくようお願いいたします。
- ②の表面ならびに凹部は乾いた布できれいに清掃ください。
メンテナンスを怠りますとハウジングが抜けない状態となる事が多く、そのまま放置した場合には焼き付けを起こし、マシンダウンに繋がる重大な事故になる可能性があります。
またすでに抜けない状態の場合は速やかに弊社カスタマーケアセンターへご連絡をお願いします。
ワンタッチで外せるプリセットプラスフィーダ
スピードマスターSM/SX、CD/CX102、XL105/106に装備されているプリセットプラスフィーダは、ワンタッチにてバルブが外せます。(ハウジングは機械側に埋め込まれております)
こちらのベアリングはシールで覆われているタイプのため、グリスを注入する必要はありません。
ベアリング外輪の清掃および錆取り、表面、凹部を乾いた布で清掃いただきますようお願いいたします。
※上記内容について不明点などがございましたら 弊社カスタマーケアセンターまでお問い合わせください。
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