ドイツ・ドレスデン市のパッケージ加工メーカーKAMA社とハイデルベルグ・ジャパンは日本国内の販売代理店契約を締結、2016年12月より打抜き機/フォルダーグルアーの販売、サポートを開始しました。
近年、デジタル印刷の普及もあり小ロットパッケージへの対応に注目が集まっています。その中で特に後加工の小ロット対応は、全体の生産フローを改善するには重要な項目で、KAMAはそれらの状況に対応するべく、小ロットへの対応を目的に打抜き機/フォルダーグルアーを開発しています。すぐれた加工精度と素早い切り替えは小ロット生産のフローの効率化に欠かせない切り札です。
ショートランパッケージへの挑戦
マーケットの消費ニーズの多様化から、パッケージデザインを趣味、地域、年齢層などに合わせて変更するなど、売り上げ増を図ってマーケティング手法などを取り入れるケースが増えています。また、一方でデジタル印刷機の普及から小ロット化を後押ししている事も原因と考えられ、ショートランパッケージへの挑戦は今後も続くでしょう。
KAMA社のDC76 フォイルASB打抜き機は打抜き、箔押し、エンボス、罫線などの加飾加工から、カストリブランキングまで1台で処理できる多機能な打抜き機です。この機械はオフセット印刷だけでなく、デジタル印刷にも対応しており、デジタル印刷物に最適なオートレジスター(見当合わせ機構)を標準で装備しています。また、FF52iフォルダーグルアーは完全自動セット替え機能を装備しており、中小ロットに適した省スペースタイプの後加工機です。
DC 76 フォイルASB打抜き機
打抜き、箔押し、エンボス、罫線などの加飾加工
FF 52i フォルダーグルアー
パッケージの折り、糊付け、貼りつけ加工
付加価値への挑戦
紙メディアは手に取り、リアルな感覚として残り、それによって感情に強く訴えかける事が出来るツールです。今日、全体の紙消費量が年々減少している中でも、これらの価値観は衰える事が無く、多くのファンの中で生き続けています。箔押しやエンボスなどの加飾加工もまた、付加価値として評価され、さらなる効果として期待できます。PoP、名刺、カタログフォルダーなどのビジネスツール、CDケース、DMなどの紙製品など、消費者を惹きつけるための付加価値への挑戦は、きっと次のビジネスへの切り札となるでしょう。
KAMAの代表的な打抜き機シリーズのProCutはコマーシャル市場向けの打抜き機として、世界に500台を超える実績があります。裏付けされた技術は、市場からの高い品質要求、コスト要求にも答える事が出来ます。DC76と同じプラットフォームで、デジタル印刷にも対応する事が可能です。
また、多種多様の折り加工を1台でこなすユニークなフォルダーグルアーProFoldは手内職からの機械化、オリジナル製品づくりをサポートします。
DC 76 フォイルASB打抜き機
打抜き、箔押し、エンボス、罫線などの加飾加工
ProFold74 フォルダーグルアー
ストレート箱、底ロック箱、マチ付フォルダー、挿入など
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