おはようございます!
“ユーザーエクスペリエンス”って最近よく聞きますよね?ハイデルベルグも、新しいスピードマスター 2020 ジェネレーションをご紹介する際には、必ず“ハイデルベルグユーザーエクスペリエンス(UX)”という言葉を使わせて頂いています。そこで今日は、そのハイデルベルグUXについてお話をさせて頂きます。
ユーザーエクスペリエンス?
まずは、そもそも、“ユーザーエクスペリエンス”って何でしょう?ユーザーエクスペリエンス、user experienceと言う言葉をそのまま日本語にすると、“利用者の体験”、つまり、製品やソリューションを利用する際にお客様が感じるその魅力、価値、使い易さ、信頼性、品質、楽しさ等を含む製品やソリューション全体の印象を意味しています。この考え方は、インターネットの世界で、特に最近よく聞かれると思いますが、私たちは、この考え方 ”ユーザーの行動を導き、ユーザーがやりたいことを楽しく・心地よく実現できることを目指した概念” を、私たちの製品やソリューションにも活用すべきと考えています。
なぜ印刷業界でユーザーエクスペリエンス?
以前の投稿でもご紹介したように今印刷業界は、“複雑さ”や“人材の獲得競争”といったペインポイントを抱えています。そうしたペインポイントを解決するには、印刷の仕事をもっと素早く、簡単に、気持ちよくできるようにしなければなりません。そうすることによって、印刷現場はもっと若い人たちに魅力的に映り、同時に、生産性も上がると考えるからです。ハイデルベルグUXとは、ハイデルベルグのひとつの製品やソリューションを指すのではありません。オペレータの皆様がハイデルベルグの製品やソリューションを使うことによって感じる魅力、価値、使い易さ、品質、楽しさといった体験を意味します。そして、そうしたハイデルベルグUXが、最終的には印刷業界で働くことを魅力的に、また、印刷業界の生産性を上げることに貢献できると考えているのです。
お客様にハイデルベルグUXを感じて頂くためには、2つの側面が考慮されています。ひとつは、そのデザイン、そして、もうひとつは機能(ファンクション)です。デザインと言っても、それは、印刷ユニットのガードや機械のギャラリーだけを意味しているのではありません。印刷機のユーザーインターフェースが大変重要な要素です。機能は、オペレータの皆様の負担を減らすよう、そしてできるだけヒューマンエラーの可能性を減らすように、プロセスを自動化することを意味しています。もちろん、アプリケーションや印刷機が直感的に簡単に使えることも含まれます。
ハイデルベルグは、さまざまな製品やソリューションをご提供してきましたが、それに伴いユーザーインターフェイスや機能も多様化しています。ハイデルベルグUXのさらなる目的は、こうしたユーザーインターフェイスの多様性を減らし、ハイデルベルグ製品のタッチポイントを標準化することです。これにより、オペレータは製品をすばやく簡単に把握でき、オペレータに依存することなく誰が使っても生産効率が一貫して維持されるようになるからです。
ハイデルベルグUXは、冒頭でもご紹介したとおり現在主にスピードマスターシリーズでご紹介されていますが、今後は、プリプレス、ポストプレス、そして、私たちのウェブアプリケーションにも拡張していきます。
ペインポイント (お客様の課題・お困りごと) 4 –デジタルバリューチェーン –