ハイデルベルグ社製のデジタル印刷システム、バーサファイアには、CV(Value:付加価値)とCP(Performance:生産性)の2種類のラインナップがあります。
もともとバーサファイア(Versafire)の名称は、“多様性がある”ことを意味する“Versatile(バーサタイル)”という英語が由来になっております。
昨今では商品のターゲティングがより細分化され、個人を意識したマーケティングへシフトしてきていることからも、印刷も含め大量生産からマスカスタマイゼーションへと時代が移り変わりつつあると言えます。
そのような中で、印刷のプロである皆様に“多様性”をもって様々なアプリケーションや印刷シーンに活用していただける印刷機でありたいという想いがこめられています。
そんなバーサファイアですが、CPシリーズは高い多様性に加え、パフォーマンスと安定性を最大限に考慮した、オフセット印刷機に変わりうる力を持つデジタル印刷システムとしてラインナップしました。
バーサファイアCPは多様な原反や用紙に対応するだけでなく、生産性や安定性・持続性を考慮した製品構造などパフォーマンスを意識した機能が充実していますが、その中でも特筆すべきはそのスピードです。
機械の仕様はA4サイズで130ppm(1分あたり130枚)、A3で75ppm(1分あたり75枚)の印刷スピードを誇ります。
A3で1分間に75枚というと、一時間あたり4,500枚相当になります。A4なら7,800枚相当です。
菊四裁判オフセット機の印刷速度を8,000枚/時とすると、まだまだ生産スピードでは至らないかもしれませんが、刷版交換や色合わせなどの調整時間を含めると、前準備時間がいらず、オフセット機の半分強の生産スピードでつねに印刷できる印刷システムとして捉えると、オフセット機に十分変わることができるパフォーマンスです。
最近では仕事あたりのロット数の減少や細かい仕事の増加、発注側がストックを持たなくなったなど、色々な声を耳にします。
もし自社に眠っている菊四裁判の印刷機などがあるのであれば、オフセット機の買い替えや廃棄を考える前に、デジタル印刷システムに切り替えるということも一つの選択肢になるのではないでしょうか。
あらためて、デジタル印刷システムによって得られる様々なメリットをご紹介します。
小ロットにすばやく対応できることはもちろんのこと、バリアブル印刷もできるので新しい営業案件への対応や、営業商品の開発ができるでしょう。バーサファイアならではの様々な用紙への印刷や、ネオンカラーを使用した目を引く印刷も特徴のひとつですね。オフセット機と比べ、導入費用の面でも有利なため、ローリスクで新たな営業戦略を考えることもできます。
菊四裁判のオフセット印刷機は案外取り回しが早く便利だから残している、という声も多く耳にしますが、一方、同じ菊四裁判でもデジタル印刷システムに切り替えて、他社との差別化を図る新しい企業戦略に一歩踏み出されるケースも増えています。
ハイデルベルグのデジタル印刷システム、バーサファイアは安定性、パフォーマンス、品質のいずれの面においてもオフセット機からの入れ替えに自信をもっておすすめできる製品です。
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