おはようございます!
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ハイデルベルグ・ジャパンでは、7月下旬に品川にあります本社にて、プライベートショーを開催いたしました。
たくさんの見どころが詰まったイベントでしたが、あっという間に開催から1か月が過ぎてしまいましたので、この機会にJ-Connectではソリューションごとにパートを分けて、内容のおさらいをしていきたいと思います。
前回の断裁工程に続き、今回は折り工程で行ってみましょう!
ポストプレスのPush to Stop(折り工程編)
ハイデルベルグが掲げるPush to Stopコンセプトは、これまでにない異次元の生産性を達成するものです。ですが、どんなに前工程が早くてもポストプレスで詰まってしまうと、その効果も半減してしまい、あまり意味を成しません。
印刷工程全体の生産性を決定する上で ポストプレスは最も重要な工程のひとつであり、後工程から組み立てる事が工場全体の高いOEE(設備総合効率)を実現するカギになります。
7月のイベントでお見せした、
折り工程のキーワードはこの3つ!
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Simple
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Speedy
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Seamless
※デモでは、スタールフォルダーKH82-P+パラミディスhd50を使用いたしました。
Simple:極めて簡単なジョブチェンジ
- 手積み不要のパレットフィーダ(PFXフィーダ)
- 自動セット(完璧な記憶機能)
Speedy:異次元の高生産性
- 14,000枚/時以上の高生産(A4)
- 超高速折りに対応する排紙装置パラミディスhd50
Seamless:プリネクトとの統合
- 折りデータの入力自動化
- 生産情報の見える化
実際のデモンストレーション内容
今回のイベントでは、ショールーム内にある各種機械が30分間連続生産を行うデモを行いました。
そのうち、スタールフォルダーKH82-P のデモではA全とB2サイズの2種類の用紙を準備。
A4仕上がりの16ページ折りを14,000枚/時以上のスピードで12分間稼働し、3,000枚以上を生産。
その後、PFXパレットフィーダでの用紙乗せ替えを行い、ジョブチェンジを実施。(8分間の仕事切り替え)
最後の10分間でB5上がりの16ページ折りを2,000枚以上で生産しました。
ポストプレスの働き方改革
イベントにご来場された方々から「ここまで折り機が改革されているとは思わなかった!」、「この高生産性ならば、人材不足が解消できる!」、「この機械ならば、新人オペレータでも心配ないね!」と暖かいお言葉を頂戴いたしました。
今回ご紹介したポストプレスの“Push to Stop”コンセプトを実現する事で、印刷製本業界の人材不足の解消と働き方改革に貢献できると確信しています。
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