おはようございます!
8月13日14日の2日間にわたりハイデルベルグが世界中で販売・サービスを提供しているポーラー断裁機やそのシステムを製造するポーラー社の会社の歴史を年表形式でご紹介しました。今日は、その歴史の中でも、2006年の出来事として登場するポーラー社中国工場をご紹介したいと思います。
ポーラー社中国工場は正式にはPolar Postpress Machinery (Shanghai) co., Ltd.(以下PPM)という名称で、中国上海近郊にあるハイデルベルグのチンプー工場の隣にあります。現在従業員は約40名で、ドイツで指導を受けたローカルスタッフとドイツ人のマネージメントで管理、運営されています。2006年からスタートしたこの工場は、今では中国国内及び日本を含むアジア諸国のみならず、世界20か国へ断裁機及び周辺機を製造及び組み立て、出荷するまでに成長しています。
生産に使われる部品、安全装置や技術的に重要なコンポーネント、特に油圧システム、ギアボックスなどの主要部品、そして、制御カード、ライトバリアなどの電気部品は、ドイツの工場から輸入されています。一部の現地で調達される部品については、安定した供給を確保し、厳しいドイツの品質基準を同時に長期的に維持することを重視し、また、まずは品質重視で現地サプライヤーを選択し、安定した長期的なパートナーシップを築き上げることを大切にしています。サービスパーツについては、その96%がバーツストックヤードに保管され、止めてはならない断裁機の緊急のパーツサービスの需要に対応しています。この工場では、主に日本でもおなじみの115 PF断裁機、137 PF断裁機、スタックリフトLW1000-4Cやノックアップテーブル、トランソマットTR130-4Cなどが製造されています。
ドイツで生産された製品と同等の品質、さらに経済性と地の利を生かした短納期によって、日本のお客様からの支持も広がりつつあり、製品オプションなども評価が高く、このところ導入事例も年々増加しています。
PPMでの品質管理については、すべてポーラー社ドイツ工場の指導の下で管理されていますが、ハイデルベルグ・ジャパンでは、さらに日本のお客様の品質に対する厳しい意見を製造現場に伝えていくため、PPMと定期的な品質会議を開催し、それが実際に製品に反映されるように継続的にサポートをしています。
ポーラー断裁機、および生産性を倍にするシステム等にご興味のあるお客様は、是非、ハイデルベルグ・ジャパン (03-5715-7374) までお気軽にお問合せください。