おはようございます!
誰も経験したことのないこのコロナ禍の中でも、日々趣向を凝らし難局を乗り越えようとしている印刷会社様も多くいらっしゃることと思います。デザインや印刷だけでなく、後加工でも何とか特徴を出してクライアントに新たな提案をし、収益を確保したいと考えていらっしゃるお客様も多いのではないでしょうか?そんなお客様を応援するため、今日のJ-Connectでは、弊社の折りのエキスパートを迎えて、ひとつご提案をさせて頂こうと思います。それでは、“デジタルテクノロジー部製本機担当スペシャリスト 中村さん、よろしくお願いします。”
はい!お任せください。
こんな時期ですから、クライアントにいくら新しい提案をしたいと思っても、そのために新しい設備を導入することは難しいというお客様もいらっしゃると思います。今日は、そんな時でも、スタールフォルダーKH66のような16ページ折りができる折り機さえあれば、新しい提案として簡単にできてしまう“特殊折り”をご紹介したいと思います。もちろん、既にご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、その名は“マジック折り”です。一枚の印刷物に切り込みを入れ、折り加工をおこなうことで簡単に8ページの印刷物ができてしまう、まさにマジックのような折り加工です。
なぜこの特殊折り“マジック折り”がおススメか?早速、そのデザインの魅力を3つのポイントで説明します。
*ポイント1 エコな製本方法
マジック折りは、糊も針金も使用しない、簡単でエコな製本方法です。紙を折るだけなので、中綴じ製本や無線綴じ製本の難しいノウハウも不要です。又、内側は、ポスターの形で利用することも可能です。プリントメディアならではのちょっと大きなサイズ、またはサイズが合えば製品の実物大でアピールしたい場合には最適なご提案ではないでしょうか。
*ポイント2 低コスト制作可能
一般のページ折り機で制作検討される場合、トムソン加工が必要ですが、中綴じ・無線綴じの製本コストは不要です。また、タイミングカット装置を装備すれば、ワンパス加工も可能です。
*ポイント3 簡単営業可能
折り方法さえご理解頂ければ、経験の浅い営業の方でもクライアントであるプリントバイヤーにマジック折りの魅力を簡単にご説明して頂けます。実は、ハイデルベルグ・ジャパンも、スタール折り機やポーラー断裁機の総合カタログに、このマジック折りを活用しています。カタログ、リーフレットとして、先ほどご紹介したように内側はサイズを生かしてポスターやフロワーマップなどとして提案することも可能です。是非、皆様のアイデアをここぞ!とばかりに生かして頂ければと思います。
ところで、“16ページ折り機の入れ替えを検討中だが、ワンパス加工できる機械はありますか?”とか、“トムソン加工を外注に出さずに済む何かいい方法はないか?”というお問い合わせもよくお受けします。もちろんありますよ!是非、下記リンクから、スタールフォルダーKH66を利用した「マジック折り」を実際に行っている (私が撮影した) 映像を下記画像をクリックしてご覧ください。
ご質問等ありましたら、是非ハイデルベルグ・ジャパン (03-5715-7374) までお気軽にお問合せください。