ハイデルベルグの枚葉印刷機は、現在世界2拠点で生産されています。ひとつは、もちろん世界最大の印刷機製造工場であるドイツのウィスロッホ工場。そして、もうひとつが2005年8月に設立された中国の上海郊外にあるチンプー工場。
広さは100,000㎡、テニスコート約223個分(うち製造に使われているのは40,000㎡)、現在350人の従業員が働いています。
外観は、ハイデルベルグ・ウィスロッホ工場のホール11と同様、横から見るとフィーダ、印刷ユニット、デリバリと、枚葉印刷機のように見えるように設計されています。
生産設備、また生産のためのソフトウェアは、すべてドイツより輸入され、生産工程のキーとなる従業員は、すべて6ヶ月のトレーニングをドイツ・ウィスロッホで受けてから現場に入ります。
出荷前の品質チェックシステムもドイツと同様のゼロディフェクトゲートウェイを採用。そうすることによって、世界のどこで生産されようともmade by Heidelberg の品質が保たれるようにしています。
設立当初は紙折り機KHC78/66、1年後にはスピードマスターSM52、その後、プリントマスター74を中国市場向けに生産していました。2013年には、ISO 9001 と14001の認証も受け、現在は中国以外の日本を含む世界市場に向けて、スピードマスターCD102、CS92、そしてスピードマスターSX74もこのチンプー工場で生産されており、すでに7,000ユニット以上が出荷されています。
チンプーには、工場以外にショールームも併設しており、今年5月24日には、アジアパシフィックのお客様を招いてPackaging Dayというプライベートショーも予定しています。ご興味のある方は、弊社営業か、03-5715-7374までご連絡ください。
そう!ここはもう、中国にあるドイツ、ハイデルベルグ!