あけましておめでとうございます!
本年、2023年もハイデルベルグ・ジャパンのJ-Connect、よろしくお願いします。
さて2023年最初のJ-Connectは、「今更聞けないデジタルトランスフォーメーション」の5回目。ハイデルベルグ本社のホームページで発表されている印刷業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)に関するホワイトペーパー「デジタライザーション」の内容をご紹介するシリーズです。DXにおいて鍵となるテクノロジーについて、今日は、モノのインターネット、つまり、IoT についての解説です。どうぞ!
モノのインターネット (IoT)
モノのインターネット (IoT) の世界では、独自の IP アドレスを持つのはコンピューターだけではありません。必要なチップを持ついかなるオブジェクトも、 1 つのIPアドレスを持つことができます。ネットワーク化されたオブジェクトは、トランザクション、ステータス、または周囲に関連するデータを個別にまたは組み合わせて収集し、ワイヤレス、Bluetooth、またはWi-Fi接続を利用してオンラインで制御および/または監視できます。現在、世界中で270億台以上のネットワークデバイスが使用されています。これらは、テレビ、ラジオ、電動のガレージドアなどの日常的なアイテムや、機械、無人運転車、照明などの都市インフラなどの複雑なオブジェクトです。ハイデルベルグのモノのインターネット (IoT) だけでも、すでに10,000台以上の接続された印刷機があります。15,000以上のPrinectソフトウェアモジュールとともに、さまざまなデジタルアプリケーションにステータスとパフォーマンスデータの継続的なフローを提供しています。印刷業界でポピュラーなIoTアプリケーションは、主にRFID技術に基づいています。印刷製品、パレット、印刷資材などの品目は、この技術を使用して独自の物流を制御し、社内の自動化に大きく貢献しています。印刷されたRFIDチップと組み合わせて、プレミアム製品のラベルは、物流管理の目的で、または医薬品や食品包装などのアイテムの場合は、コールドチェーンが維持されているかどうかを確認するために、さらにタグ付けされるようになりました。機械、倉庫、輸送ロボット、ドローンも、モノのインターネット(IoT)の本質的な部分であり、印刷会社やバリューネットワーク全体のバーチャルコントロールのための重要な前提条件です。
(続く)