ハイデルベルグの“Push to Stop(プッシュ トゥ ストップ)”は、これまで達成できなかった高いレベルのパフォーマンスを目指す、新しいコンセプトです。
日本でも、このコンセプトにもとづいた機器・システムが続々と納入され、劇的な生産効率の改善が実現され始めています。
これらの成功事例が、TVやインターネットなどの各種媒体で紹介されている事もあり、Push to Stopに関する弊社へのお問い合わせが非常に増えています。
その中でも多いのが、印刷機の自動運転に関するご質問です。そのため、なぜ印刷機の自動運転=ハイデルベルグとなっているかの理由について、関係する重要な機能の紹介も織り交ぜながら数回に分けてご紹介したいと思います。
ハイデルベルグの特許技術
印刷機の自動運転に欠かせない技術のひとつに、ジョブチェンジ工程の自動算出が挙げられます。
ハイデルベルグは、ドイツおよび米国で、「ジョブチェンジに必要な工程および最も効率的な順序の算出」に関して特許を取得しております。
印刷機を効率的に稼働させるためには、印刷機のスケジューリングが重要です。
スケジュールを組む際に、例えばプロセス4色→特色→プロセス4色などの順番で予定組みをしてしまうと、ジョブチェンジのたびに変更する箇所が多く、それだけジョブチェンジに時間を要してしまいます。
そのため用紙サイズ、厚み、種類などが出来るだけ近いジョブを順番に並べることによって、印刷機の設定変更を少なく抑え、切り替え時間を短くすることができます。
ハイデルベルグのソフトウェア、インテリスタート2では、これらの情報をプリプレスから得る事で、最も効率の良い順番にジョブを並び替える事が簡単に出来ます。
また、インラインの品質管理装置に分光光度計を搭載し、読み取った情報をフィードバックする事で、色(L*a*b*)を合わせる仕組みもハイデルベルグの特許技術です。
これらが欠けてしまうと、実運用レベルでの自動化は成し得ません。
これらが、「印刷機の自動運転=ハイデルベルグ」の所以です。
なお、Push to Stopについては、ホームページや動画をはじめ、様々な場所で紹介をしております。
特にわかりやすい素材をご紹介いたしますので、併せてご覧いただければ幸いです。
※下記のボタン、または画像をクリックください。
ホームページ 【Push to Stopとは何か?】
Youtube 【Push to Stop Animation】
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