おはようございます!
先月7月に「コロナ禍でも、後加工で特徴を出し収益を確保」をテーマに、観音インデックス折りをご紹介しました。読者のお客様から「他の折り加工でもインパクトのある折りデザインを紹介して欲しい」、「スタールフォルダーKH66でも出来る特殊折り折りデザインを紹介して!」等のリクエストを頂きました。そんなお客様を応援するため、今回も弊社のポストプレスエキスパートの中村より、ご提案をさせて頂こうと思います。それでは、デジタルテクノロジー部製本機担当スペシャリス中村さん、よろしくお願いします。
はい!承知しました。
7月に続いて3回目の折りデザインを紹介します。
「うちの会社の機械には、16ページ折りや8ページ折り用のスタールフォルダーKH66しかないので、特殊折りは厳しい!」との意見を良く聞きます。しかし、今回紹介する“着物折り”は羽根折り機TH/BH機は当然、コンビ折り機KH(CH)66/4KTL機ならば、折り加工が可能です。
関東のユーザー様ならば 浅草や鎌倉向けのクライアント、関西のユーザー様ならば 京都・奈良のクライアントに、新しいアイデアとして提案できる“着物折り”をご紹介したいと思います。もちろん、”着物”にこだわらず、全く違った発想で新しいアイデアをこの“着物折り”に加えて頂いても結構です。
今回の特殊折り“着物折り”は、なぜおススメか?早速、そのデザインの魅力を3つのポイントで説明します。
*ポイント1 前準備は断裁機で2つのコーナーカットのみ
上の写真にあるように、“着物折り”はトムソン加工無しで2つのコーナーを断裁機でカットするだけです。衿を表現可能です。又、紹介したい商品を衿の中央に、又は帯に表現するのも良いですね!
*ポイント2 帯を立体的に表現可能です!
一般的にZ-折りは用紙の端を合わせて折り加工しますが、ずらしてZ-折り加工する事で、中央の帯部を立体的に表現可能です。
*ポイント3 パンフレットへの変化が可能
下記の写真は福岡にあるレストラン・サロンの紹介パンフレットです。着物折りをベースにクライアントの特徴を案内出来るパンフレットになっています。
写真のサンプルは 展開仕上りサイズがB3やA4です。この用紙ならば、スタールフォルダーの小型機Ti36/52でも第2ステーションが有れば、“着物折り”が折り加工が可能です。大型機KH(CH)66でも“着物折り”は可能ですし、当然TH(BH)機でも可能です。
使用する羽根は 平行折り部の1番・2番のみでZ-折り(帯部を作成)、KT羽根又は 第2ステーションにて巻き3つ折りを行って完成です。折り方法さえご理解頂ければ、経験の浅い方でも簡単に折り加工が可能です。もしも自動セット機能が付いていれば、1度セット完了すれば、2回目以後は自動でセットが可能ですね。
いかがですか、着物折り?簡単でしょ?コロナ明けのインバウンド需要に向けて、提案をスタートしても良いかもしれませんね。ご興味、ご質問、また、サンプルのリクエスト等ありましたら、是非、ハイデルベルグ・ジャパン (03-5715-7374) までお気軽にお問合せください。