おはようございます!
先週から始まった”新しいスピードマスターXL106 ジェネレーション 2020 の7つの秘密”。今日はシークレットの2つめ。前回同様この記事も、ドイツ、ハイデルベルグ本社の枚葉印刷機担当 Markus Hoefer の linked-in への投稿を引用しています。早速、どうぞ!
シークレット 2 : オートプレートXL3 – より短い刷版交換時間でも最高の可用性と信頼性
包括的なセンサーコントロールがもたらす高いプロセスの安定性とそれゆえに高い可用性
“早く”、”もっと早く”、”さらに早く”、と、”早さ”ばかりに目がいって、プロセス全体の信頼性を見逃してしまう。オートプレートXL3では、そんな事はありません。私たちの開発者は、安全性、頑丈性、そして、早い版交換のバランスを保つことに完全に成功しました。なぜなら、刷版交換時の一度のエラーはそれまで節約してきたすべての時間を奪ってしまうからです。個々の刷版交換についてではなく、例えば年間を通して日々繰り返される刷版交換がどれだけうまく機能したかが重要なのです。
完全自動で全ユニット同時の刷版交換。複数の工程が同時に行われることによって、版胴のダイレクトドライブが1分以下の交換時間を確実にします。刷版交換時に、ブランケット洗浄と圧胴洗浄を同時に行うことが可能です。プロセス全体をセンサーが監視しています。インテリスタートにそれを統合することで、仕事替えにおいて、人が介入しない自動プロセスチェーンを実現します。
プレート・トゥ・ギャラリー
印刷生産量はしばらくは大きくは変わらないでしょう。しかし、平均ロットは間違いなく少なくなるでしょう。このことは、より仕事替えが増え、印刷機上での刷版交換の回数が増えるということを意味しています。
オペレータは、ギャラリーにたくさんの刷版を運ばなければなりません。問題はオペレータにとってタッチポイントが多すぎるということです。私たちは印刷機上での刷版の取り扱いを最適化する必要があります。これが、まさにわたしたちがプレート マネジメント プロジェクトで行っていることです。プレート・トゥ・ギャラリーによって、リフトが刷版トローリーを印刷機のドライブサイドにあるギャラリーと同じ高さに持ち上げます。従って、オペレータは、移動する時間と距離が大幅に軽減され、少ない歩数を移動するだけで作業が済むことになります。加えて、(印刷機上でのスペースを変えることなく)ギャラリーの幅は倍になったので、最適な刷版の取り扱いができるようになっています。刷版トローリーや刷版は、スキャン装置によって確認され、一致する仕事のデータは自動的にジョブキューへ送られます。
プレート・トゥ・ユニット
さらなる開発として、プレート・トゥ・ユニットが利用可能になります。印刷ユニットには完全自動で刷版が取り付けられ、そして完全自動で取り外されます。
素早い刷版交換のためのハイデルベルグのテクノロジー:オートプレートプロは刷版を順番に完全自動で交換します。オートプレートXL3は、50秒ですべての刷版を同時に交換します。両システムとも、完全自動運転印刷のためのインテリスタートに統合されています。プレート・トゥ・ユニットはタッチポイント減らし、プレート・トゥ・ギャラリーは刷版搬送を自動化します。
新しいスピードマスターXL106 ジェネレーション 2020のシークレット 2は、”オートプレートXL3。それは、1回の刷版交換時間をより短くしただけでなく、その信頼性は高く、年間を通しても刷版交換時間の削減が大幅に図れる。”でした。
スピードマスターXL106 ジェネレーション2020 次のシークレットもお楽しみに!
新しいスピードマスターXL106 ジェネレーション 2020 7つの秘密 ー その1