おはようございます!
今日は、素敵なお客様をJ-Connectにお迎えしました。既にプレスリリースでも発表致しましたが、ハイデルベルグ・ジャパンは、東日本で初めて、新潟にある商業印刷会社、株式会社ウィザップ様と、ハイデルベルグ サブスクリプション契約を締結致しました。今日は、その株式会社ウィザップ代表取締役社長、高橋陽子様にご登場頂きました。プレスリリースではお伝えしきれなかった内容を2回に渡ってご紹介させて頂きます。
J-Connect編集部(以下J編):ハイデルベルグ サブスクリプションの導入決定ありがとうございました。まず、最初の質問ですが、ウィザップさんはどんな会社ですか?
高橋社長:業界でいうと平均年齢がとても若い会社です。30代そこそこかな。私が16年前に社長になった時は平均年齢が43歳くらい。中途採用がほとんどで新卒採用がなかった。でも、これは違うなぁと感じたので、私が社長になってから積極的に新卒採用をしました。大卒、高卒含めて、私が新卒で採用した社員は、60から70人はいると思います。現在社員は100人ですが、入れ替わり等もあるので、50人くらいはその新卒で入社した社員だと思います。社員の平均年齢と企業年齢は連動すると思うので、若い方が未来性があるのかと思っています。ですから、今も新卒採用は続けています。
J編:若い人の採用に困っている印刷会社もあると聞きますが、採用に困ることはないですか?
高橋社長:ないですね。おかげさまで、募集すると毎年100名くらいは来てくれますね。採用も派手にやっています。(笑)ブースも派手にしてますし、参加するのは若手社員だけで、私は立ち寄らないようにしてます。だって、おじさん、おばさんが、ひとりブースにいたって、若い人行きます?(笑)若い人がワイワイやっている方が興味ひくじゃないですか。
J編:なるほど!(汗)そう言えば、ホームページも見せて頂きましたが、若い社員さん達のブログがすごいですね。会社を選ぶ前にホームページ等を細かくチェックすると言われる今の若い人たちの採用には、これも影響しているのでしょうか?
高橋社長:それもひとつだと思うけど、はやり、いろいろなことをして相乗効果が出ているのだと思う。ブログは、社員皆に推奨しています。毎日誰かしらが更新していますヨ。通常ビジネスしていると、営業の人とかトップの人としか知り合えないですよね。中の人のことは全く知らない。でも、それってある意味寂しいなぁと思って。個の時代、こんな人たちが働いていて、こんな人たちがものを作ってます。って、いうのが分かり易い方がお客様も安心すると思うんです。もうひとつ、人は何で共感するかわからない。同じ趣味を持っている人がいるとそれに共感するお客様もいるはず。自分もそれが好きって!ニーズが多いとか少ないではなくて、そういう共鳴、共感が増えた方が仕事がしやすくなるでしょうし、お客様にとっても悪い事ではないのかなぁ、と思ってどんどん発信しているんです。個人的なことも発信するのは、私はいいかなぁと思っています。
J編:主婦からいきなり社長になられたって本当ですか。
高橋社長:はい、本当です。16年前に主婦からいきなり印刷会社の3代目社長になりました。でも、私は何一つできない社長なんです。営業したことないし、DTPなんてもちろんできないし、印刷機も回せない。私は、オーケストラの指揮者のようなもので、いろいろなカラーの人たち、異なる音色がある人たちを集めた時に、よりよいアウトプットがでるようにしていく。そういうことを社長としてやっています。今ここにあるマットもいろいろな色があるけど、ひとつひとつの色が混じり合うことによって違う色が生まれて、化学反応が起きて、いろんなことができるようになる。能力の多様性が、足し算だけでなく、掛け算でやってくる。最初の質問、“どんな会社?”に戻ると、そんな風に考えている会社かなぁ。
J編:会社として技能五輪にもチャレンジされているそうですね。
高橋社長:はい、昨年新入社員の女性2人と2年目の男性を1人連れて受けさせて頂きました。コロナ禍で人数が少なかったというのもあるのですが、2次まで受けさせて頂き、大変いい勉強をさせて頂きました。次回のフランス大会にも是非チャレンジして、フランスに行きたいと思っています。しかも開催地リオンはフランスの中でも食べ物が美味しいところなので、是非、行きたいと思っています。目指せ、フランス!絶対いかなきゃ!
フランスと言えば、うちは、萌えキャラのレトルトカレーでフランスの展示会にも出たんですよ。新潟と言えば米。米といえばカレー。新潟県のカレーの消費は全国でも鳥取県に次いで2位なんです。それぐらいカレー食べるとこです、新潟は。そこで、レトルトカレーを作って、パッケージに萌えキャラをつけて、海外向けに製品を開発したんです。最初はタイ、次に香港、そしてフランスに行って、更なる海外展開を考えていたんですが、コロナで今は少しおとなしくしてます。でも、まだまだ考えてますヨ。うちのカレーは小麦を使わない米粉だけでつくっているのでグルテンフリー。ハラルも取りたいと思ってたけど、ちょっと難しかった。このチャレンジのおかげで、食品業界にも詳しくなりましたよ。新しいことをすると勉強なります。
J編:カレーですか!ところで、話戻りますが、なぜ技能五輪にチャレンジされたのですか?
高橋社長:もともとうちは社員の人に、いろんな資格に挑戦してもらっているんです。DTPも30から40人は今もっていると思いますし、その他の資格保有者も多い。積極的に取るようにしている。それが励みになるというのも大きいんです。DTPとか印刷って外との接触がない。また、普段中に入る人が勉強して資格をとるために外に出るのもいいと思っています。技能五輪については、昔からいつかは取りたいと思っていましたが、なかなか条件やタイミングが合いませんでした。今回はいろんな意味でタイミングがあったので挑戦させて頂きました。
まだまだ続くインタビュー、次回はいよいよなぜハイデルベルグ サブスクリプションを採用したか?また、将来のビジョン等についてお聞かせ頂きます。
ハイデルベルグ サブスクリプションについてはこちらも。