おはようございます!
皆さん、予知保全/Predictive maintenance (プレディクティブ・メンテナンス)って聞いたことありますか?予防保全/Preventive maintenance (プリベンティブ・メンテナンス) なら聞いたことあるけど、予知保全は知らない。という方は多いのではないでしょうか。そこで今日のJ-Connectでは、ハイデルベルグが進める予知保全/Predictive maintenanceについて少しご説明させて頂きたいと思います。とは言っても、予知保全は、ハイデルベルグが創った言葉ではありません。今、様々な産業で注目を浴びている生産性を向上することを目的としたひとつの方法なのです。それでは、早速…..
予知保全/Predictive maintenance とは?
”予防保全”が、点検、修理、部品交換などの保全計画を立てて定期的にメンテナンスを施していく、言わば、過去の経験や実績からトラブルの根源にメンテナンスを施して、トラブルを予防する手法ですが、”予知保全/Predictive maintenance”とは、文字通り検知されたデータの解析によって、その先、間違いなく起こるであろうトラブルを予知することで、適正な処置を施すことを可能にし、機械停止を防ごうというものです。例えば、反転部で紙抜けを検知するセンサー、長い時間が経過すると、汚れが付着し、正確な検知ができなくなります。実際には紙抜けしていないのに、「抜けた」と検知された場合、機械を止めて、あるはずのない紙を探し続ける、そんなトラブルのもととなることがあります。予防保全の場合は、定期的にセンサーを掃除し、不慮の停止を予防するわけですが、予知保全の場合、兆候をとらえて、掃除や交換が必要であることを、機械が未然に教えてくれるのです。
導入するための条件は?
導入するための条件をお話する前になぜ今予知保全が可能になっているかをお話しましょう。それは、IoT (Internet of Things)、日本語では「モノのインターネット」。つまり、モノがインターネットにつながり、ネットワークを通じてサーバーやクラウドサービスに接続され相互に情報交換をする仕組みです。そのIoTが今現実となったからこそ、予知保全が可能になったのです。そして、ハイデルベルグのモノ、つまりハイデルベルグの製品には、もう何年も前から機械の状態を知るためのセンサーやインターネットに繋がる仕組みが備えられているからこそ、こうしたサービスを提供することが可能になっているのです。もっと具体的にお話すると、
- 印刷機を制御するソフトウェア、プレスセンターのバージョンがS14A以降
- リモートサービスに常時接続されている
- ハイデルベルグアシスタント(無料)に登録している
以上の条件を満たし、ご契約さえ頂ければ、予知保全をすることができます。
予知保全/Predictive maintenanceのメリットは?
言うまでもなく、予期せぬマシンダウンは、印刷会社に大きな損失をもたらすだけでなく、クライアントにも大きな損失を与えてしまうリスクとなります。予知保全によって、こうした予期せぬマシンダウンを回避することが可能になります。また、メンテや処置に優先順位がつけられるので、仕事の都合、スケジュールに合わせて前もって計画することが可能で稼働率を下げずに仕事を処理することができるようになるのです。
聞いてないヨ、つまり、予期せぬ事故ってのが、一番困りますよね。さて、皆さん、予知保全 / Predictive maintenance、おもしろいと思いませんか? YES! もっと詳細が聞きたい!という方は、是非ハイデルベルグ・ジャパン (03 5715 2325)にご相談を。