おはようございます!
株式会社共進ペイパー&パッケージ様に、日本第1号機となるプライムファイア106が搬入され、いよいよ商業稼働の時が近づいています。
J-Connect編集部は、共進ペイパー&パッケージの常務でハコプレ事業部長の鍛治川和広氏に、導入の決め手や、今後のビジネスについて伺いました。
J-Connect編集部(以下J編): まず始めに、貴社について教えてください。どのようなお仕事をされているのでしょうか?
共進ペイパー&パッケージは1948年に神戸で創業されました。「飽くなき挑戦」という創業者の信条を続けて70年。現在は290名の従業員が、印刷紙器・段ボールケースの製造販売紙・化成品・包装資材の販売・コントラクトパッケージング業務を行っています。
2013年からは業界に先駆け、オリジナルパッケージの小ロット、短納期での製造・印刷オンラインサービスを開始しました。
ハコプレ(Hacoplay)
J編: 改めて、今回プライムファイア106を導入いただいた理由について、評価しているポイントなどを教えてください。
小ロット多品種化していく市場の変化に伴い、当社としてもデジタルトランスフォーメーションの重要性を感じていました。B1デジタル印刷機の導入はその一つと言えます。
ハイデルベルグのプライムファイア106を導入した一番の理由は、デジタル印刷機としての完成度の高さです。導入に際しては、他社製のB1デジタル印刷機も検討しました。印刷速度等で、プライムファイアよりも優れた印刷機はありましたが、現状で当社のビジネスに与する印刷機はプライムファイアしかありませんでした。
特に、プライムファイアは7色印刷が完成されていて、当社が重要視している品質についても、求めるものに一番近いというのが、プライムファイアを導入した理由です。
J編: プライムファイア106の搬入が8月中旬から始まりました。共進ペイパー&パッケージ様の工場では、定点カメラを設置し、組立の様子を撮影しています。
今回、J-Connectの読者限定で、特別に搬入の様子を公開いただきました。
映像はこちらから
J編: B1サイズかつ小ロット対応が可能になることで、貴社のビジネスにどのような変化があると期待していますか?
今後のビジネスの変化として期待していることは3つあります。
まず一つ目は、パッケージ領域の拡大です。
当社のWeb to Packビジネスは、A3ノビサイズのデジタル印刷機の導入からスタートしました。後に、ハコプレ事業の3号機のデジタル印刷機としてJetpress720Sを導入したことで、それまで自社で設計するうちの45%しかデジタル印刷機で対応できなかったのが、最大750x532mmサイズ(B2ノビ)まで可能になり、約90%の図面に対応できるようになりました。
今後、B1サイズに対応できることにより、最後の10%を埋めることができます。特色とサイズ拡大によるパッケージのデジタル領域拡大は大きな変化です。それに加えて、オフセット以上に安定した繰り返し再現性が、コーポレートカラー等特色を扱う際、時間、ストレス等を削減することを期待しています。
また今後は、ロットの大小によってオフセットとデジタルを切り替えるシームレスな運用を目指しています。パッケージ領域の中でのデジタルの活用は、ますます大きくなっていくと思います。
二つ目は、紙袋サービスへの注力です。
脱プラスティックの動きや環境問題などを鑑みて、パッケージ以上に今後ビジネスが拡大していくと捉えています。プライムファイアの導入で、特に小ロット分野でのビジネスチャンスを掴んでいきたいと思います。
三つ目は、BtoB領域の拡大です。
当社は「ほしいPOPを、ほしい時に、ほしい量だけ、ほしい価格で」提供できる専用サービスポップレ(Pop play)を展開していますが、さらに新サービスPPP(Pop play professional)を提供開始し、ポスター、POPなど、商業印刷に近い領域をプライムファイアで今後獲得していきたいと考えています。
J編: 今後のビジネスについて教えていただけますか?
当社は現在、ハコプレで約8億円の売上を計上していますが、今後2年間で20億円の達成を目指しています。今後、デジタル印刷機を活用し、20億の売上目標を達成すれば、将来的にはB1デジタル印刷機がもう1台必要になるので、2台目の導入も視野にいれたビジネスを展開していきたいと思います。
J編: インタビューにご協力いただきまして、ありがとうございました!
また、本記事に合わせまして、2019年5月配信のプレスリリースをご紹介いたします。
記事の最後に編集部からのお知らせです!
先日より、J-Connectの本シリーズ記事限定で、各種スマートフォンでお使いいただけるプライムファイア106の壁紙を配信しています!
しかも2種類!デザインはAとBからお選びいただけますので、ぜひご利用くださいませ!
お好きなデザインを選んで、ご利用中の端末名をクリック!
デザインA
iPhone
1.
iPhone X Max用
2. iPhone X XS用
Galaxy
1.
Galaxy S8, S9用
Xperia
1.
Xperia Z1, Z2用
2. Xperia Z3用
デザインB
iPhone
1.
iPhone X MAX用
2. iPhone X XS用
Galaxy
1.
Galaxy S8, S9用
Xperia
1.
Xperia Z1, Z2用
2. Xperia Z3用