おはようございます!
音楽や映像のストリーミングサービスや、今や車にまで広がっているサブスクリプションというビジネスモデル。でもその内容は種々様々です。そこで、今日から、4回に分けて、ハイデルベルグ サブスクリプションについて、ハイデルベルグ・ジャパンでサブスクリプションビジネスを担当する草壁が詳しく解説していきます。それでは、どうぞ!
「生産プロセス全体の改善に向けて責任を共有できる力強いパートナーが必要ではありせんか?」
パンデミックによる需要減に加え、原材料、エネルギー、物流など製造に関わるあらゆるコストの高騰により、印刷業界は試練の時代を迎えています。また昨今の混沌とした世界情勢は今後の先行きを更に不透明にしています。
今後印刷会社がサステイナブル(持続可能)であるためには、従来の価値観や仕事のやり方を転換していかなければなりません。ではどうすればそれを実現できるでしょう。付加価値型ビジネスへの転換より製品単価を上げていく努力はもちろん必要ですが、製造業としてまず取り組まなければならないのは生産性の向上によるコストダウンの追求だとハイデルベルグは考えます。ハイデルベルグはこれまで長い間メーカーとしてテクノロジーを提供してきましたが、現在はそのテクノロジーをどう最大限使いこなすか、という視点で世界中のお客様の日々のオペレーションのサポートに注力しています。この取り組みがサブスクリプションという全く新しいプログラムの原点で、お客様のパートナーとして生産プロセス全体の改善に向けて責任を共有し、生産性の最大化を目指してまいります。
私たちのサブスクリプションがどのようなものか、業界内でもまだあまり知られていませんのでこれから少し詳しく解説いたします。
ハイデルベルグ サブスクリプションのゴール
「サブスクリプション」と聞くと何をイメージするでしょうか?音楽や動画配信、ソフトウェアのライセンスなど、定額性のサービスがサブスクリプションの代表例として一般的に認知されています。これらのサービスを利用する動機としては、いつでも登録や解約ができる、毎月定額で利用できる、使いたい放題使える、などのメリットが思い浮かびます。しかし厳密にいうとサブスクリプションとは単に定額制で固定の商品やサービスを提供することではなく、顧客ニーズ分析、顧客満足度の改善などでLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)の向上を継続的に目指すビジネスモデルです。利用傾向に応じた他のコンテンツのレコメンドや、新しい機能やコンテンツの追加により利用者の満足度が増しずっと使ってもらえるような取り組みを絶え間なく行っています。ハイデルベルグが提供するサブスクリプションの目的はまさに顧客生涯価値の向上で、競争力の強化、効率化、コストダウン、働き方改革、ハイデルベルグとのパートナーシップといったゴールに向かって継続的にお客様をサポートいたします。
ハイデルベルグ サブスクリプションには印刷機器だけでなく、工程全般を管理しタッチポイントの削減に貢献するソフトウェア「Prinect」、印刷機が最高のパフォーマンスを発揮するための印刷資材「Saphiraシリーズ」、故障する前に異常を感知し機械を安定稼働させる「A Step Ahead」の保守サービス、そしてお客様の「Pain Point(課題、お悩み事)」を解決するコンサルティング&トレーニングが含まれます。単に印刷機を分割払いでご提供するのではなく、お客様へのコンサルティングを通じて最適なワークフローを提供し、生産性の最大化をお客様と共に実現いたします。
ではこのサブスクリプションの導入によりどのような効果が期待できるでしょうか。次回以降、実際に導入いただいたお客様の実例を交えながら解説いたします。世界中のお客様のサポートにより培ったハイデルベルグの力強いサービスにご期待ください。