おはようございます!今日は、印刷の話ですが、いつもと違う印刷のお話を。 実は、ハイデルベルグは、今まで培ってきた印刷の技術を活用して、新しい電子装置のビジネスを、同じドイツのハイデルベルク市にあるイノベーションラボ社と協力して展開しています。印刷技術を使って生産する電子装置、その名も、“プリンティドエレクトロニクス”と言われるものです。今日は、このJ-Connectで、ハイデルベルグのプリンティドエレクトロニクスについて簡単にご紹介させて頂きます。 なぜプリンティドエレクトロニクスか? 様々な機能が小さく凝縮されたスマートフォンに代表されるように、今、情報端末機器は私たちの生活の瞬間瞬間に深く浸透しています。そして、それらの情報端末機器は、ユーザーのニーズに合わせて、より小さく、より軽く、より薄くなっています。もしろん、そうした製品を開発するためには、使われる部品や電子装置も同じように、より小さく、軽く、薄くなくてはなりません。 一方、大手グローバル企業がしのぎを削り、厳しい価格競争の中で、短いサイクルでの技術革新を争う情報端末機器には、価格を抑え短期間で高い生産性を可能とする製造技術が求めらています。 そこで、今注目されているのが、プロセスも多く時間がかかる従来の電子装置の製造方法に比較して、プロセスが少なく生産性が圧倒的に高い印刷技術を使う製造方法です。その印刷技術を使って製造される装置こそ、プリンティドエレクトロニクスです。 ハイデルベルグのプリンティドエレクトロニクス ハイデルベルグは、その長い歴史の中で、オフセット印刷のみならず、さまざまな印刷技術に精通してきました。その印刷技術の専門知識を活用し、さまざまな印刷プロセスをワンパスで使いながらプリンティドエレクトロニクスの高速での大量生産を実現しています。具体的には、テニスコート一面分のプリンティドエレクトロニクスをわずか1時間足らずで生産することが可能です。また、このプリンティドエレクトロニクスは、上の写真のテキスト...
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