皆様おはようございます!
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ハイデルベルグ・ジャパンでは、2018年7月下旬にプライベートショーを開催いたしました。
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開催からあっという間に時間が過ぎ、内容を忘れてしまった方もいらっしゃると思いますので、J-Connectでは内容のおさらいをしていきたいと思います。
今回はデジタル印刷編で行ってみましょう!
本日はデジタル印刷機担当プロダクトマネージャーの尾幡氏にお話を聞いてみました。
J-Connect編集部(以下、J編): プライベートショーでは何をお見せしたのですか?
尾幡: ショーではデモ時間として30分間があり、その間にバーサファイアEPとEVの2台で合計28ジョブの印刷を行いました。
ただし、お伝えしたかったのは短時間で何十ジョブもやるよ!ということではなく、ウェブトゥプリントでも小ロットのジョブがガンガン入ってきても、プリネクトとバーサファイアの連携によってオペレータさんが右往左往することなく処理できること、タッチポイントも減って、ミスも減るところがポイントでした。
J編: なるほど。ちなみにその中の革新的なポイントは何ですか?
尾幡: 用紙サイズをはじめ、多くの異なる種類のジョブをデータが入ってきた順に印刷すると、無駄な用紙替えなどの作業が何度も発生し、時間も奪われますよね。そのため、事前にプリネクト側で似た種類のジョブをまとめることによって、無駄な時間と作業を最小限に抑えて印刷が行えます。
ショーではお見せできませんでしたが、このジョブの並び替え、整理はプリネクトで簡単に行えます。
プリネクト側で順番を算出してくれるので、オペレータに専門性はいりませんし、体力面や時間的な負担も大幅に減ります。またプリネクトと印刷機の両方で同じデザインの画面を見るため、とてもわかりやすいのも特徴です。
J編: 今日では、デジタルの設備をお持ちの会社も多いと思います。一方で、大ロットと同じ手間で儲からないから、微妙だなー、という声を聞くことも多い気がしますが、、、
尾幡: そんなに仕事がない、営業が仕事を取りに行きたがらない、手間は多いけどあまり売上げにならない、などは割と良く聞きます。が、成功しているお客様のご意見をお伺いすると、小ロットの仕事を拾っていくことで、大ロットへの受注に繋がったり、お客様にワンストップショッピングを提供することで、利便性や依頼のしやすさを実感して頂き、既存顧客の囲い込み策として機能する面もあるとのお話しをいただきます。つまり、戦略的にデジタルを活用されているわけです。
J編: 実際にデモを見て頂いたお客様からの反応はいかがでしたか?
尾幡: 仕事の流れや、切り替え作業がスムーズなことに加え、ユポなど多種多様な用紙への印刷も評価が高かったです。ユポや帳票関係の薄紙は通常のデジタル印刷機では条件が厳しいのでバーサファイアが持つ大きな優位性だと思います。
J編: 最後に、読者の皆様にメッセージはありますか?
尾幡: 極小ロット化はますます進んでいます。プリントバイヤーの方々の中には、パーソナライズ化、カスタマイズしたメディアを渇望している方も多くいらっしゃると思います。また、印刷でできることを正確に理解していないプリントバイヤーの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでぜひ、印刷会社の皆様には、現在のデジタル印刷の実力をもっとアピールし、オフセット印刷と補完する形でビジネスの拡大を目指していただければと思っています。
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