おはようございます!
早くも1ヶ月少々前の事となりましたが、2019年6月13日から14日の2日間、東京カスタマーセンターにて、ハイデルベルグ・ジャパン主催「Power of Postpress with Push to Stop」をコンセプトにしたポストプレスにフォーカスしたイベントを開催いたしましたので、少し内容を振り返ってみたいと思います。
イベント期間中には全国から約400名のお客様にご来場いただき、ポストプレスのPowerを感じられた機会となりました。ご多用のところご来場いただき誠にありがとうございました。
今回のイベントでは、紙媒体の魅力である五感に訴える形状を大切にして、その紙媒体の魅力(Power)に焦点を当てたご提案をさせていただきました。
そのため、ポストプレスに強み持つ17社の印刷会社様、製本会社様による魅力ある紙媒体の製本加工見本市を、ハイデル・フォーラム21ポストプレス研究会の協力を得て併催させていただきました。見本市では来場されたお客様と出品者との「つながり」も作っていただけた良い機会になったのではないでしょうか。
また、同時開催の製本会社様による3講座のセミナーも、製本専門会社の現状と課題、それらを解消するための設備投資の経緯などについて有意義な話をいただきました。スピーカーの皆様、本当にありがとうございました。
講演テーマ:
- 「圧倒的なページ折りの生産性で未来を作る~KH82P導入事例を紹介~」
- 「労働負荷削減と効率化の両立のために~自動断裁システムPACEがなぜ必要なのか?~」
- 「紙加工の未来はどこにあるのか?~これからの時代の印刷物の魅力を作り出す~」
「Power of Postpress with Push to Stop」をテーマした最新鋭機による機械実演では、ハイデルベルグが提唱する「Push to Stop」を製本加工の分野でも成功の鍵になると考え、ポストプレスの現状と課題を解決するためのソリューションを提案しました。
従来の工程では、人が機械のスタートボタンを押して、それぞれの工程で生産をスタートしていました。一方で、人の介入(タッチポイント)があることによって、それぞれの工程では準備時間などのロスが発生し、全体的に効率が悪くなってしまいます。
この独立した複数の工程をひとつに統合し機械を完全自動運転すること、そして調整やトラブルなどが発生し、人の介入が必要になる時だけ機械のストップボタンを押して止める、という考え方を象徴するのが、Push to Stopです。
そして、この考え方こそ、未来の印刷業界におけるビジネスの成功の鍵であり、ハイデルベルグが提供していかなければいけないソリューションだと考えています。今回の機械実演ではそれを実現するために、特にポストプレスにフォーカスして、デジタルによる工程のインテグレーションを実現いたしました。
出展機:
- ポーラー全自動断裁システム137 PACE
- スタールフォルダー KH82-P高速紙折機
- KAMA DC 76 Foil SB打抜き/箔押し機
- KAMA FF52iフォルダーグルアー
ご一読いただきありがとうございました。
引き続きJ-Connectでは、今回実演した各機種の特徴を今後詳しくご紹介していきます。どうぞご期待下さい。
ハイデルベルグはこれからも製本加工ビジネスを応援してまいります。