おはようございます!
今日は、弊社エクイップメントソリューションズ本部の曽篠から、現在ハイデルベルグジャパンの東京カスタマーセンターに設置されている2020ジェネレーションのスピードマスター XL 106-6+Lを使って、イエローバー削減につながる機能を具体的に解説してもらいます。では、早速、曽篠さん、お願いします!
”はい、それでは早速始めさせて頂きます。まずは、
①日本初公開のコーティングユニット圧胴自動洗浄装置
から。現在、弊社カスタマーセンターに設置されているスピードマスターXL 106-6+Lには、日本初公開のコーティングユニット圧胴自動洗浄装置が装備されています。ニスコーターを多用する現場では、ジョブチェンジ毎にシリンダを手拭きしているケースも散見されますが、このオプションとインテリスタートを組み合わせると、コーティングユニットの圧胴洗浄も自動ジョブチェンジプログラムのひとつとして組み込むことが可能です。専用の洗浄液タンクがあり、印刷ユニットの圧胴洗浄装置との互換性もあります。次に、
②日本初公開のインキング洗浄用追加助剤供給圧装置
パッケージ印刷に於ける代表的なイエローバーの一つに、インキ交換が挙げられます。
現在、弊社カスタマーセンターに設置されているスピードマスターXL 106-6+Lには、日本初公開のインキング洗浄用追加助剤供給圧装置が装備されています。ディープクリーニングファンクション(深部洗浄)という名称のオプションで、ソフトウェアは従来から存在しました。自動ジョブチェンジプログラムにディープクリーニングファンクションが設定されていると、以前はオペレータが助剤をユニットに供給してからジョブチェンジプログラムが自動で進められていましたが、今回の仕様では助剤の供給も印刷機が行う事が出来ます。専用のタンクとノズルが追加され、最適なタイミングで助剤が供給されることにより、より効果的なインキング洗浄が可能です。
そして、今日最後にご紹介するのは、
③フルオート/セミオートニス版交換装置
ニスコーターを多用するパッケージジョブでは、ニス版の交換もイエローバーになり得ます。脱着だけではなく、シリンダに巻き付けた後のテンショニング調整で時間を要し、結果として非生産時間が長引く事も少なくありません。現在、弊社カスタマーセンターに設置されているスピードマスターXL 106-6+Lには、セミオートタイプのニス版自動交換装置が装備されています。セミオートタイプのため、オペレータは数回ボタンを押す必要はありますが、版の脱着やテンショニングは全自動、もちろん工具も不要で、2分以内にニス版の交換は終了します。
いかがでしょうか?パッケージ印刷に於けるイエローバーを削減するスピードマスター2020ジェネレーションの数々の機能、ご理解いただけましたでしょうか?質問等あれば、お気軽に私、または、ハイデルベルグ・ジャパン スタッフまでお問い合わせください。”
曽篠さん、ありがとうございました!