おはようございます!
まずはお知らせを。ハイデルベルグ・ジャパン史上初のオンラインによるオープンハウス Push to Stop 2020 -Unfold Your Potential- (解き放て、ポテンシャル) まであと4日に迫りました。ご登録がまだの方は、是非、ここをクリックして、開いたサイトから”今すぐ登録ボタン”を押してご登録を!
さて今日は、先週に引き続き、ハイデルベルグ イノベーションウィーク2020の2回目の製品デモンストレーションのスクリプトをご紹介します。プレゼンターは、前回と同じハイデルベルグ本社でプリネクトのグローバルセールスオペレーションマネージャーを務めるニック・ガウレルックです。
”AI(人工知能)。スマートなユーザーガイダンス。完全自動生産。これらは、商業印刷のための私たちのイノベーションです。初めて、包括的な生産プロセスが現実のものになります。それが、Push to Stop end-to-end (エンド・トゥーエンド)です。印刷会社全体を自動化します。”
ここで登場したPush to Stop end-to-end (エンド・トゥーエンド)という言葉、今後キーワードになるので皆さん是非覚えておいてくださいね。続けます…
”より少ない部数とより短い準備時間によって、オペレーションに、よりフォーカスがあたることになります。 ここに生産において改善ができる最大のポテンシャルがあります。私たちのプリネクトシステムは、end to endつまり、プロセス全体にわたって継続的にデータを提供します。データが記録されれば、誰もが最新の情報を手に入れることができます。オペレータの介入やタッチポイント-が最小限に抑えられます。”
さあ、ここからが今回初登場のプレート・トゥ・ユニットの登場です。来週のオンラインオープンハウス Push to Stop 2020でもこのプレート・トゥ・ユニットも映像でご紹介する予定です。
”新しいプレート・トゥ・ユニット システムは、接続された仕様でプレートトロリーと刷版を一緒に印刷機に搬送します。スマートなバッチの考え方が、ジョブをトロリーと刷版に結び付けます。プレート(刷版)IDにより、適切な刷版が適切な時に適切な印刷ユニットに配置されます。ジョブは私たちのワークフローシステムによって計画されます。プリネクトプロダクションマネージャーとプリネクトスケジューラーが、最も経済的な生産順序を調整します。 刷版の生産と供給は、この順序に基づいて行われます。最小限ジョブ間の変更でさえ、実は大きな時間と無駄の削減をもたらします。”
ここからが、印刷機のイエローバーへの取り組みです。イエローバーについてはこのJ-Connectでも以前に特集しましたね。
“プリネクトスケジューラーで計画されたジョブは、新しいオートフィルによって印刷機のキュー(順番)に完全自動でロードされます。1時間あたり20のジョブを行うためには、オペレータは手動で細かい見当を設定する時間はありません。このため、刷版を露出する前に、予想される紙の伸びを計算し、補正します。この方法では、完璧な見当が自動的に作成されるので、あらゆる機械的ソリューションよりもはるかに優れています。ヤレ紙がなくなり、準備時間を節約できます。1時間あたり20のジョブをこなすには、オペレータは最高のインテリジェンスをもったアシスタンスシステムによってサポートされなければなりません。私たちのプリネクト プレスセンターは、ゲームチェンジャーです。高度にインテリジェントなアシスタンスシステムは、最適なプロセスを選択し、ルーチン業務からオペレータを解放します。ジョブのプリセットデータが印刷機に提供されます。特許取得済みのアルゴリズム、インテリスタート3は、すべてのセットアッププロセスを計算し、仕事替えを通して最大の透明性を創造します。”
ここで、モバイルが登場します。モバイルデバイスがいよいよ印刷現場にも登場しました!そして、AI(人工知能)も。
”新しいプレスセンターモバイルアプリを使用すると、コントロールセンターの情報をスマートフォンまたはタブレットでもリアルタイムに利用できます。よく知られていますが、洗浄プログラムは3つあります。ショート、ミディアム、インテンシブですが、オペレータが最もよく使用するのが、最も長いインテンシブプログラムです。しかし、実は、それは必要ではありません。私たちのウォッシュアシスタントは、最適な洗浄プログラムをお勧めします。これにより、時間、洗剤、そして多くのコストを節約します。別の例をあげます。パウダーアシスタントです。オペレータにとって、実際に必要なパウダーの量を知ることは困難です。少ない印刷面積に対して使用されるパウダー量が多すぎることがよくあります。パウダーアシスタントは、ジョブのパラメーターから明確なパウダー推奨量を導き出します。これにより、後工程での問題が回避され、デリバリでのパウダーによる汚れが減少します。”
そして、ここからは、スピードマスター2020ジェネレーションの新しい機能のご紹介です。
”新しいインテリランは、オペレータに向けて、自動的に、適切なタイミングで適切な表示を行います。生産全体のプロセスを通して、ナビゲーションアシスタントがあるとお考えください。例えば、決められた部数印刷に到達する前に、画面は、自動的に仕事替えモードに切り替わります。オペレータはジョブパラメーターを再度確認し、必要に応じて修正をすることができます。インテリラインは、もうひとつのナビゲーションの要素です。個々の印刷ユニットがどのプロセスにあるか、およびオペレータによる介入が必要かどうかを、関係者すべてに示します。 私たちのアシスタンスシステムはお客様のプリントショップをスマートにします。生産性と効率に直接影響するすべての決定が、AI(人工知能)に基づくシステムから推奨されます。”
いよいよ今回レベルアップされたPush to Stop end-to-end へ、後工程に進みます。
”デジタルプロセスは後工程もコントロールし、ヤレ紙のないパイルを直接処理できます。たとえば、折り機は、用紙からジョブIDを読み取り、プリネクトから適切な設定データを受け取ります。折り丁の変更は自動的に認識され、個別に処理されます。プリプレス、プレス、ポストプレスからのデータはプリネクトに送られます。これにより、リアルタイムの追跡とレポートが可能になります。プリネクト スマート BIはこのデータを情報に変換し、カスタマイズされたダッシュボードは、多くの視覚的分析の選択肢を提供します。かつて、印刷物の生産が、こんなにインテリジェントで経済的だったことはありません。今こそ、Push to Stop end-to-end (エンド・トゥ・エンド) に向けてさらなる一歩を踏み出す時です。Unfold Your Potential、解き放て、ポテンシャル。”
と、ニックは締めくくりました。