おはようございます!
打抜き/箔押し機KAMA DC 76 FoilとバーサファイアCVをいっしょに導入された東京都江東区にある株式会社ナカニワ印刷へのインタビュー。今日は、第2回目、打抜き/箔押し機KAMA DC 76 Foilに焦点をあててお話を伺いました。
J-Connect 編集部(J編):最近のお仕事で大きく変わってきていると感じるところはどのような点でしょうか?
代表取締役社長 中庭藤夫様(中庭社長):デジタル時代へと移り変わって、我々製造業は、ひとつのモノをいかに大量に生産するかに頭を悩ますことから、個別のニーズにいかにきめ細やかに応えられるかという課題に直面していると思います。一方、先ほどもお話しましたが(前回インタビュー記事で掲載)お客様への対応のスピードが今まで以上に大切になっていると感じています。例えば、お客様からの問い合わせ、見積依頼等には、今まで以上にスピード感をもって対応しなければいけません。モタモタしていては、お客様はネットで次の依頼先候補を検索し、問い合わせ、見積を入手、こちらが回答する時には他社へ発注を済ませてしまっています。つまり、ビジネスチャンスを失ってしまうわけです。ですから、今まで以上にお客様へのレスポンスにはスピード感が必要だと感じています。
J編:そうしたスピード感を実現するためにどのようなことに取り組んでいらっしゃいますか?
中庭社長:その取り組みのひとつが、打抜き/箔押し機KAMA DC 76 FoilとバーサファイアCVの導入だったと言っても過言ではありません。これまでは、打抜き、箔押し、エンボス加工は外注していました。外注していれば見積を始め、お客様への対応には時間がかかります。これを内製化することにより、品質等も自社でしっかりコントロールした上で、お客様の細かな要望に合わせてスピーディに対応し、新規のお客様も含めてより多くの仕事を獲得していこうと考えたのです。言うまでもなく、内製化によってコスト削減も実現しましたし、受注拡大のみならず社員のモチベーションアップにも貢献したと思います。
J編:今後さらに強化していきたいと思う点はどのようなことでしょうか?
中庭社長:私たちは、これまでお客様からの要望をそのままの形に加工する事だけに注力していたことで、現在ますます重要性が増しているお客様への提案が弱みでした。その部分を強化するために、特に、外注していた打抜きや箔押し、エンボス加工を内製化し、印刷のみならず加工においても提案力を上げるために打抜き/箔押し機KAMA DC 76 Foilを導入したのです。内製化率を上げることはもちろんですが、デジタル印刷機バーサファイアCVとの組み合わせによって、すべてが社内、ワンストップだからこそできる超小ロット多品種印刷や抜き加工への取り組みも率先して挑戦し、デジタル時代に求められる提案力をこれまで以上に上げていきたいと思っています。その結果、「ちょっと違ったものを短納期で」できるナカニワ印刷として、お客様に“遠くに発注するよりも近場で品質の良いもの!”と選び続けられ、また、愛され続けられるよう地域に根付いたビジネスができればと思います。印刷ビジネスのすべてをワンストップで提供しているハイデルベルグさんのこれからの益々のサポートにも期待しています。
J編:もちろん!全面的にサポートさせて頂きます!尚、今回の取材では、取締役生産管理本部長 林 直樹様、営業部 鶴 博幸様にもお忙しい中ご協力を頂きました。皆様、本日はありがとうございました。
株式会社ナカニワ印刷様のホームページはこちら。
http://www.nakaniwa-insatsu.com/works/#setsubi