おはようございます!
今日から2回に渡り、打抜き/箔押し機KAMA DC 76 FoilとバーサファイアCVを同時に導入されている東京都江東区にある株式会社ナカニワ印刷、代表取締役社長中庭藤夫様へのインタビューをご紹介します。一日目の今日は、ハイデルベルグのデジタル印刷機バーサファイアのお話を中心にご紹介します。
J-Connect 編集部(J編):バーサファイアCVとKAMA DC 76 Foilを同時に導入されていますが、その背景を教えて頂けますか?
代表取締役社長 中庭藤夫様(中庭社長):5年前に他社さんのデジタル印刷機を初めて導入しました。当時からデジタル印刷のニーズの高まりを感じていましたが、2018年に更新のタイミングを迎えましたので、ワンソースでトータルなサポートをしてもらえることを重視し、打抜き/箔押し機KAMA DC 76 Foilと合わせてデジタル印刷機バーサファイアCVを、以前よりオフセット印刷機スピードマスターで長年お付き合いをさせて頂いているハイデルベルグさんから導入することに致しました。
印刷業で最も大事なのは、仕事の速さとコストだと思っていますので、オフセット印刷機に加えてデジタル印刷機を所有することで、お客様に対して柔軟に短納期への対応ができることは大きな強みになると思っていました。即日入稿/納品という超短納期の仕事にも対応ができるデジタル印刷機はその点で、現在大いに強みを発揮してくれています。今の世の中、ネットによる印刷通販ビジネスが旺盛です。が、私たちのお客様は以前に本社を構えていた中央区に多いのですが、そのお客様たちに、“遠くに発注するよりも近場で品質の良いもの!”と選び続けられ、また、愛され続けられるよう、地域に根付いたビジネスをするように努力しています。
J編:バーサファイアの評価ポイントは何でしょうか?
中庭社長:私たちは、長くオフセット印刷を主流にしてきた会社ですので、色の再現をはじめ、印刷の品質には自信を持っています。デジタル印刷機を使用する際にも品質に妥協することはありません。また、お客様に対するレスポンスの速さも、私たちに対するお客様の信頼に直結するので非常に重視しています。そして、もちろんお客様にとって価格もとても重要です。そうした意味で、品質、納期、コストのバランスが非常によくとれているというのが、ハイデルベルグのバーサファイアという機械の印象ですし、大きな評価ポイントだと思います。
また、小ロット対応はもちろんのこと、当社が多く受注する封筒の仕事で利用できるバリアブル印刷についても、デジタル印刷機バーサファイアだからこそできる機能として高く評価していますよ。
J編:バーサファイアCVと打抜き/箔押し機KAMA DC 76 Foilの2台をこれからどのように活用されていくのでしょうか?
中庭社長:会社は常に進歩していかなければならないと思いますので、現場のやる気を起こすためには、新しい機械や装置を積極的に導入することは非常に効果があると考えています。バーサファイアとKAMAを新たに導入したことでも、今までにはなかったノウハウやスキルを身に着けたり、新しく対応できるようになった製品でビジネスの幅を広げることで、会社としてもさらに成長する良い機会になっています。バーサファイアとKAMA、それぞれの新しい機械で、また、2台の機械を組み合わせてお客様にとって新たなソリューションを創造することで、まずは社内を刺激し、今後のビジネスの成長にさらに活用していければと考えています。
また、当社で受注する仕事は「ちょっと違ったものを短納期で」ということをテーマにしていますので、そのためにも、今後は、バーサファイアCVだからこそできる機能を有効に活用していきたいですし、需要が多い箔押しや抜きの仕事はKAMAとの組み合わせでどんどんやっていきたいと考えています。
打抜き/箔押し機KAMA DC 76 Foilのお話が中心の第2回に続く。
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