おはようございます!
2021年7月にハイデルベルグ サブスクリプションを導入された新潟県の株式会社ウィザップ様。その導入のリーダーを務められた小池様に、ハイデルベルグ サブスクリプションの製品担当責任者、草壁がインタビューをさせて頂きました。今日はその2回目です。
草壁: サブスクリプションを導入してから社内のマネジメントやチームワークに変化はありましたか?
小池様: 印刷機を効率よく稼働させるためにプリプレスなど他部門が協力するという考え方は導入前から社内にありました。そこにプリネクトというツールが入って印刷機とつながったことにより促進されたと思います。今までは他社のRIPを使っていたので一元管理ができずメモのやり取りなどをしていましたが、デジタル化によりそのようなやり取りが非常に減りました。
当社ではSlackというコミュニケーションツールも使っており、問題が発生した場合はそこで共有し、解決を図っています。過去からの習慣でムダに行っていた作業がSlackに上げられた社員の意見により廃止されたという例も最近ありました。
草壁: デジタル化という話が出ましたが、プリネクトやハイデルベルグ アシスタントを導入したことにより貴社のDXが促進されたとお感じになることはありますか?
小池様: DXの定義はデジタル化により革新的な変化がもたらされたかどうか、とよく言われますが、ウィザップにとってはそれがもたらされたと思います。ツボデータが自動で行く、とかクリックが減るといった変化は単なる自動化でDXではないと思いますが、印刷機の実績データが自動で取れるいうのはDXだと思います。例えばハイデルベルグ アシスタントでは世界の中でパフォーマンスの比較ができ自社の位置づけが分かるので、井の中の蛙ではなくなります。
人を変えられるのは社内の上司とかではなく、外圧でしか人は変えられない、という話を聞いたことがあります。正確なデータが自動で取れるようになって人の意識が変わる、というのは革新的な変化だと思います。
草壁: プリネクト導入時に他社のプリプレスのソフトウェアを入れ替えられたわけですが、その際に苦労したことなどはありましたか?
小池様: サブスクリプション検討時にRIPをプリネクトに変えて印刷機とつなげることが旨味だと言われ、もう少し詳しく機能を聞いていくうちに元々使っていた他社のRIPの欠点をほとんどカバーできると感じました。ただRIPを変えようとすると面倒臭いし、今までのやり方を変えたくないので製版が嫌がります。でも製版だけ部分最適しても会社の利益にはなりません。今回製販課の人たちが、自分達が骨を折っても印刷が向上すればいい、と協力してくれたのでスムーズに移行することができました。
導入にあたり機能を勉強したりテンプレートを作り直したりはしましたが、2~3週間で移行は完了しました。当社は元々面付けのテンプレート運用をしていましたが、プリネクトは完璧なテンプレート運用というよりは簡単にカスタマイズすることが可能で、それが逆に当社にとってはよかったです。
プリネクトがいいのはつながることと、多機能で何でもできそうな点ですね。そもそもプリネクトはRIPソフトではないので他と比べようがありませんが。
導入を検討する際は既にプリネクトを使っているユーザーを見に行って生の声を聞くのがいいと思います。
草壁: 他の印刷会社がウィザップ様を見学させていただくことは可能ですか?
はい、ぜひどうぞ。
草壁: 仕事の手順や流れが変わった点はありましたか?
今回サブスクリプションでは印刷機と同時にハイデルベルグのCtP(スープラセッター)も導入しました。それまでは2階の製版部門に他社のCtPを置いていましたが、1階の印刷機と同じフロアに新しいCtPを置いて印刷オペレーターが版出力を行うようになりました。基本的には管理側で順序を決めるのですが、用紙の入庫や下版のタイミングで変わることがあるので、印刷オペレーターが現場で出力することによりフレキシブルに対応できるようになりました。今まではスペースの問題でCtPを2階に置いていましたが、ハイデルベルグのCtPは小さいので1階の狭いスペースに置くことができ、フロア間の版の移動のムダもなくなりました。
草壁: 今後のチャレンジは何でしょう?
プリネクトのスケジューラー機能やMISとの連携をチャレンジしていきたいです。
草壁: プリネクトを更に活用していただき、貴社の働き方を革新的に変えられるよう引き続きご支援してまいります。本日はどうもありがとうございました!
おわり
東日本で初めてとなるハイデルベルグサブスクリプションを締結発表した時のプレスリリースはこちら。
ハイデルベルグ サブスクリプションは…..違います! その1
ハイデルベルグ サブスクリプションは…..違います! その2