おはようございます!
3月2日に、ハイデルベルグのプロダクションネットワークのひとつとしてブランデンブルグ工場をご紹介してから随分時間が経ってしまいましたが、今日は、ハイデルベルグのプロダクションネットワークのひとつとして今や確固たる存在となった中国にある上海工場をご紹介したいと思います。今まで、チンプー工場という名前でご紹介してきましたが、今年度に入って、正式に上海工場という名で呼ぶことになりました。
まずは、その歴史から。
ハイデルベルグの上海工場は、2005年8月、アジアで最初の生産拠点として中国上海の青浦区に、100%ドイツハイデルベルグの資本で設立されました。翌年の2006年には、最初の折り機スタールフォルダーKHC78が出荷され、枚葉オフセット印刷機スピードマスターSM52の生産もスタートしました。2007年にはスピードマスターSM74、2009年にはスピードマスターCD102も生産ラインに加えられ、上海工場が生産する製品の幅は着々と広げられていきました。100台目のスピードマスターCD102が上海工場で生産、出荷されたのは設立から6年が経った2011年のことです。2013年には、印刷機の出荷台数がいよいよ1000台目に達し、2014年には、スピードマスターCS92の生産も始まりました。
プリントメディアセンター(PMC)アジアがオープンしたのは、2015年のことです。そして、2018年には、機械番号が888となる8ユニットからなる最初のスピードマスターCD102-7+Lを、そして、これはプレスリリースでもお伝えしましたが、2020年には、印刷ユニット番号が9999のユニットが含まれた最初の10ユニットのスピードマスターCD102-9+Lを出荷し、ユニット数の多い印刷機の生産、出荷も行われるようになりました。
現在の上海工場は。
現在も上海工場は、100%ハイデルベルグのオーナーシップで運営されています。現在のハイデルベルグの上海工場の広さは、10万平米。その広いの敷地の中で456人の従業員が働いています。今年6月23日世界同時発表され、発表前に既に500ユニット以上の受注があったスピードマスターCX104、そして、SX74、SX102、CX92が現在この上海工場で組み立てられています。
上海工場で生産された機械は、ハイデルベルグの本社があるドイツを含む海外40ヶ国に向けて、出荷されており、すべての従業員はハイデルベルグによるトレーニングを受け、標準化されたシステムに従って生産をしています。4アイプリンシパル(必ず2人の目で確認する)やゼロディフェクト(不良品無し)といったハイデルベルグの企業文化もしっかりと浸透しています。また、多くの主要部品はドイツの生産拠点より輸入されています。
上海工場をご紹介するビデオも公開されていますので、是非、ご覧ください。
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