おはようございます!
SDGs(Sustainable Development Goals / 持続可能な開発目標)という言葉をニュースで聞かない、もしくは、見ない日がない昨今ですが、この点に関してもハイデルベルグは業界の先駆者として様々な取り組みをしています。そこで、今日のJ-Connectでは、そのハイデルベルグのSDGs活動のひとつである “CO2ニュートラルマシン” の話を本社のホームページからご紹介しようと思います。
CO2 ニュートラルマシン
二酸化炭素排出を削減する、もしくは無くすことは環境志向の印刷会社にとって、日々重要さを増しています。エコロジーと言えば、ハイデルベルグ社はパイオニアです。2011年10月から、私たちはすべてのスピードマスターモデルにおいてカーボン(CO2)ニュートラルの印刷機を提供しています。そして、drupa 2012からは、ハイデルベルグのすべての機械(プリプレス、プレス、ポストプレス)が、CO2ニュートラルでご利用いただけるようになりました。
カーボンニュートラリティ
現代科学の知識では、グリーンハウスガスの排出が、気候変動の主要な原因とされています。そして、最もグリーンハウスガスに関係していると言われるのが二酸化炭素(CO2)であり、京都議定書で定義されたグリーンハウスガスもCO2の値(CO2e)で計算されています。そして、そのグリーンハウスガスは、主に化石燃料(石炭、石油、天然ガスなど)を燃焼させると発生します。
計算モデル
国際エコバランス標準に従って、ハイデルベルグ社は、ダルムシュタット工科大学と協力して、印刷機械のCO2フットプリントを正確に計算するための方法を開発しました。
印刷機のCO2フットプリントは、ゆりかご(機械生産開始)からゲート、そして、更にはお客様への輸送までをも含んで計算されます。その計算は、様々な材料に伴うCO2フットプリントのパーセンテージと同様、エネルギーの消費と必要な輸送の詳細な分析がベースとなっています。さらに、ハイデルベルグ社での生産に起因するCO2だけでなく、サプライアで発生するCO2も考慮に入れられています。装備によりますが、約260トンの二酸化炭素がスピードマスターXL106-6+Lの生産中に生み出されます。生産に必要となる材料とエネルギーのパーセンテージはほぼ同じ傾向にあり、最もCO2を排出するのは鉄ではなく、電子部品です。
フラウンホーファー・インスティチュートUMSICHTは、ハイデルベルグ社が印刷機を製造するのためのCO2フットプリントをルールに従って計算していることを、認証しています。
証明書
印刷機製造中に生成されるグリーンハウスガスは、印刷機のカーボンフットプリントに一致した気候保護認証書を購買することで補うことができます。排出のクレジット、もしくは、認証書は、特別な気候保護のプロジェクトに割り当てられています。ハイデルベルグ社は、ゴールドスタンダードによって承認された認証を得ることに決定しました。
CO2ニュートラルラベル
気候保護へのコミットメントはお客様の将来のビジネス成功のために決定的な要素になります。機械のカーボンニュートラリティを示すCO2ニュートラル ラベルは、ハイデルベルグ ロゴの横に示されています。これは、印刷会社の環境志向のコミットメントを表わすことになり、差別化の一翼を担います。
CO2 Neutral Machines (English)