ハイデルベルグ・ジャパンが中古機の買取り/下取り、販売をはじめてから約90年、長く使用できるハイデルベルグ機だからこそ、日本でも多くのお客様でハイデルベルグ、ポーラー、スタールフォルダーなどの中古機が第2のステージで大活躍をしています。
その中古機ビジネスを日本で担当していた弊社の野手氏が、昨年ハイデルベルグ・アジアパシフィック全体の中古機ビジネスを統括する責任者に就任しました。
そこで今回のJ-Connectでは、これからの中古機ビジネスについて野手氏にお話しを聞かせてもらうことにいたしました。
J-Connect編集部(以下J編): 中古機ビジネスのアジアパシフィック統括責任者の就任、おめでとうございます。
まずは就任された感想、またこれから中古機ビジネスをどのようにされていくのかを聞かせてください。
野手: この年齢でこうした責任のある役割を任せていただき、大変光栄に思うと同時に重い責任を感じています。が、私がこれまでの40年間、業界で培ってきた経験は絶対にお客様のために活かせると思っています。
これまでの知識と経験を120%活かして、これからも中古機ビジネスを通じて日本の印刷業界、また、お客様のお役に立ちたいと思っています。
これからの中古機ビジネスについてですが、まずはハイデルベルグの中古機ビジネスの呼び方を変えるところからスタートしたいと思っています。もともと弊社では、営業部門内のひとつの機能として、中古機ビジネスを展開していました。その後、2015年4月に専門部署が設立され、「中古機部」として活動がスタートしました。
しかし、自分が携わる中でいわゆる中古機の持つどこかネガティブなイメージを一新したいという思いと、私たちはそもそもメーカーであり、他の業者様とは中古機ビジネスのやり方、またエモーションの部分も含め、少し違うということを感じていました。なぜなら“私たちが開発・製造した機械”をお引き取りして、再度販売するわけですから。
やはりそれら機械に対する思いは、私たちにとっては単なる物を右から左に動かすのとは違うのです。ネガティブなイメージを払拭したい、また私たちの中古機に対する思いの違いを何か言葉で表現したい。そんな風に思っていました。
一方、ハイデルベルグのグローバルでは、中古機ビジネスはRemarketed Equipment、つまり“再度市場に送られる装置”と呼ばれています。でも、このままの言葉だとなかなか日本のお客様には馴染んでいただけません。
そこで、今回そのRemarketed Equipmentの頭文字RとEをとって、ハイデルベルグの中古機サービスをRE(アールイー)というニックネームで呼ばせていただこうと思っています。
RE(アールイー)というのは語呂もいいですし、ちょっと変わったアイコンと一緒に皆様にも覚えていただければ嬉しいと思っています。
そして、中古機のお話が上がった時は
“そうだ、ハイデルベルグのRE(アールイー)に相談しよう!”
と思っていただければ嬉しいです。
J編: 早速ですがもう少し具体的に、そのRE(アールイー)のサービスがどのようなものか説明してもらえますか?
野手: REは、ハイデルベルグ機ならではの頑強なデザイン、また、その高い生産性と耐久性を活かし、使われなくなった機械に第2の人生を与えることによって、機械に与えられた使命を最後まで全うできるようにするサポートをしています。
具体的には、お客様の工場で長年活躍してきた機械を買取り/下取りさせていただき、ハイデルベルグのサービススタッフによる整備を経て、その機械を必要とする新たなオーナー様にご納入させていただいています。ですから、REのサービスには、①機械の「買取り/下取り」と、②「販売」という二つの側面があります。
J編: 冒頭に、この年齢で....というお話しがありましたが、野手さんはまだまだ若く見えますね。体格もすごいですし?
野手: ハードな仕事に耐えるため(笑)、そしてストレス発散(笑2)も兼ねてジムに20年ほど通っています。
週に1回よくて2回しか行けませんが、今年の目標はベンチプレス140Kgを1回挙げたいと思っています。(現在の記録は137.5Kg)
年齢という絶対値でとらえるのは間違いだと思っています。”筋肉は裏切らない!”というか、この年齢でも練習すればさらに成長を感じることができるのです。
まだまだ自分に伸びしろがあることを感じています。これからも、がんばりますよ!
あっという間に時間が経ってしまいました。まだまだ続きますが今日はこの辺で。
次回はハイデルベルグREの「買取り/下取り」の詳細に迫っていきます!】
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