おはようございます!
お店に行って商品を購入する時、しかもその商品について、詳しく知識がない場合、何を基準に選びますか。昔、レコード(CD、やぁそれも古いかもしれませんが)を買う時に、たまにジャケットで選択するジャケ買いをするのと同じように、購買行動においてパッケージの見た目の影響はとても大きいことは否定できませんね。…ということで、今日はパッケージに工夫加えることができる箔押し加工がテーマです。それでは早速!
箔押し加工の魅力は、何といっても製品のパッケージデザインを際立たせ、華やかさと高級感を効果的に演出することが出来ることです。金や銀などの箔の光沢が持つ艶やかな仕上がりは、人を引き付ける魅力があります。また、エンボス加工は立体的に製品を仕上げることが出来るので、上品で高級感のある仕上がりにすることが出来ます。また、箔押し加工と組み合わせることで、さらにデザインを引き立たせることが出来ます。
これらの効果を得るためには箔押し機(ホットスタンピング)を使って加工します。これは熱と圧力によって、金銀などの箔をさまざまな印刷素材に転写する方式で、KAMA打抜/箔押し兼用機ProCut 76 Foil及びDC 76 Foilを使えば、簡単かつ効率的に加工することが出来ます、しかし、実際の機械を使って箔押し装置をセットアップする際には、印刷された印刷素材に合わせて箔版(箔押し、エンボス版)の位置をモノクロ原稿やフィルムポジを使って微調整しなければいけない為、経験と時間が必要になります。そこでKAMAは、CPX箔版位置決め装置を開発しました。このCPXは取扱いが容易な為に、セットアップ時間を最大90%短縮することが出来ます。CPX箔版位置決め装置はサイズ76とサイズ106の2種類あり、KAMAの打抜/箔押し兼用機ProCut 76 Foil及びDC 76 Foilはもちろんの事、他のメーカーのサイズ106の箔押し機に使用することが出来ます。
CPXは箔押し機の外で、箔版を素早く正確に位置を決めることが出来る為、本機での微調整が不要になり、セットアップ時間を節約できます。以下がその特徴と仕様です。
特徴
- 高性能カメラを利用した位置決めシステムは、他メーカーのすべてのフラットベッド スタンピング マシンに適応することが出来ます。
- 印刷PDFを基にして、箔版と取り付けプレートを高性能カメラで3層に映像透過しながら位置決めが可能です。
- 箔押し加工を行う実際の温度(例えば100℃-120℃)にシステムを設定する事で、膨張率を計算、絵柄を補正して位置決めすることが出来ます。
仕様
CPX 76 | CPX 106 | |
フレームサイズ(最大) | 700 x 855 mm | 860 x 1.300 mm |
測定サイズ(最大) | 600 x 785 mm | 800 x 1.100 mm |
装置サイズ(長さx幅x高さ) | 1.220 x 1.120 x 1.800 mm | 1.700 x 1.450 x 1.800 mm |
KAMA箔押し機 | ProCut 58 Foil、ProCut 76 Foil、DC 76 Foil | ProCut 76 Foil、DC 76 Foil |
その他メーカー | 他メーカーのホットスタンピング機 | 他メーカーのホットスタンピング機 |
パッケージにおいて重要な見た目のアピール力を上げる箔押し、その箔押し加工を、この多品種少ロット化が進む時代においても、より簡単にするCPX箔版位置決め装置、いかがでしょうか?百聞は一見に如かず、よろしければ是非下記リンクから、CPX箔版位置決め装置のビデオもご覧ください。(英語で大変恐縮ですが、映像を見るだけでもご理解頂けると思います。)
さらに詳細についてご質問等ございましたら、お気軽に、ハイデルベルグ・ジャパン(03-5715-7374)までご連絡ください。
少ロットパッケージ印刷 後加工のスペシャリスト KAMAについてはこちら。
*一部のお客様に上記記事の未完成版を昨日誤って配信してしまいました。深くお詫び申し上げます。