おはようございます!
朝夕はようやく凌ぎやすくなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は、ロトテックローラーのご紹介に続き、ハイデルベルグ・ジャパンが提供している数多くの印刷必需品の中から「マークス胴張用紙」について、ライフサイクルソリューションズ本部 インストラクターの北原氏にお話しを聞いてみたいと思います。https://heidelbergjapan.com/wp-admin/post.php?post=5837&action=edit#edit_timestamp
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J-Connect編集部(以下、J編): まずはマークス胴張用紙について教えてもらえますか?
オフセット印刷機のオペレータの方ならよくご存知かと思いますが、マークス胴張用紙はブランケットの下に入れる用紙で、インキを正確に転写するために均一な厚みに最大限まで圧縮された専用の胴張用紙です。
印圧により用紙の厚みが変化しませんので、安定して均一な印圧を維持することが可能です。マークス胴張用紙は国産の胴張用紙と比べると柔らかめの仕立てになります。
J編: 胴張用紙なんて、印刷用紙の圧紙とかではダメなんでしょうか?
ダメですね。
印刷用紙は斤量ベースで抄造(しょうぞう)され、僅かですが「すきムラ」があり用紙全面の厚みが均一と言うわけではありません。印刷用紙は斤量で表記されますが、マークス胴張用紙は”厚み”で表記されます。
斤量ではなく用紙全面の厚みが均一になるように製造されているマークス胴張用紙を使用することで印刷用紙に対して、より均一で正確なインキ転写を行うことが可能となります。
J編: 今回発売になったマークス胴張用紙DIYパックって今までと何が違うのですか?
今まで25枚単位で販売させていただいていた物を50枚入りにし、なおかつサイズを絞り込み、必要に応じて「穴あけ」「断裁」をお客様にて行っていただきます。
これにより低価格での販売を実現させた「DIYパック」商品となっています。
J編: お客様にはどのようなメリットがあるのですか?
まずは、品質は通常のものとまったく同じですので、網点再現性を高め、柔らかめの仕立てのためシリンダーギャップのショックによる筋を軽減し品質を安定させることができます。さらに圧縮紙で膨潤せず、耐久性が高いため、他社製品と比べて経済的なメリットがあります。
厚さ毎に色分けされているため一目で必要な厚さが解り、マイクロメーターを使って計る手間や時間を短縮でき、間違いを防ぐこともできます。
J編: どんなお客様にお薦めですか?
高品質な製品を低価格で使用できるため、ご自身での「穴あけ」「断裁」が手間ではなく、時間もある、コストを削減したいというお客様にはお薦めです。ただし「DIYパック」製品というコンセプトのもと販売させていただくために、ご自身で「穴あけ」「断裁」するのが面倒、時間がないというお客様には、DIYタイプではない、カスタマイズできる通常のマークス胴張用紙をお勧めいたします。
今回ご紹介のマークス胴張用紙はeShopにてお求めいただけます!