おはようございます!
今年6月に開催されたIT’S SHOWTIME!、昨年のイノベーションウィーク2020、またそれ以前のハイデルベルグ本社主催のイベントでも、MKという赤いロゴマークの付いたマスターワークマシナリー製の装置をハイデルベルグのソリューションの一部としてご覧頂いたことがあると思います。ご紹介が遅れて恐縮ですが、今日は、そのマスターワークマシナリー株式会社とその製品ポートフォリオ、そしてハイデルベルグとの関係について、お話しさせて頂きたいと思います。
マスターワークマシナリー
1995年に設立されたマスターワークマシナリー株式会社は、パッケージ生産の後加工装置でよく知られているメーカーです。中国天津市に工場を併設した9万平米の敷地(MKインダストリアルパーク)に本社を構え、打ち抜き機、箔押し機、貼り機、検査機という製品分野にフォーカスし、その研究開発と生産を中心に事業を展開しているグローバル企業です。
マスターワークグループには、ヤーゲンベルグ・ダイアナ社、そしてハイデルベルグ社のフォルダーグルアーの後継会社であるドイツ、デュッセルドルフ近郊のノイスにあるマスターワークマシナリーGmbHも含まれます。また、ヨーロッパでは、スロバキアの工場でも生産を行っています。
天津工場では主に打ち抜き機、箔押し機、貼り機、検査機等を生産、また、スロバキア工場では、貼り機とその追加装置、スペアパーツ、サブアッセンブリーやコンポーネントの生産を行っています。そして、ドイツ、デュッセルドルフ近郊ノイスにあるマスターワークマシナリーGmbHは、貼り機とその関連製品の研究開発を担当しています。マスターワークグループの従業員は、現在1,800人、世界80カ国以上で事業を展開しています。日本では、現在マスターワークジャパン株式会社様が、販売及びサービスをされています。
マスターワークマシナリーの製品ポートフォリオ
マスターワークマシナリー株式会社の製品ラインには、“マスターマトリックス”、“プロマトリックス”、“イージーマトリックス”、“デジマトリックス”、“マルチマトリックス”といったブランド名を持つ打ち抜き機や箔押し機、優れた品質の貼り機として60年前から存在する“ダイアナ”というブランド名の貼り機や検査機があります。これらの製品ポートフォリオで、医療品、化粧品、食品、そして電気製品等幅広い分野において、小ロットから大ロットまで、包括的にパッケージの生産ニーズに対応しています。
ハイデルベルグとの関係
最初の6か月で10台の機械を出荷するという大成功で幕を開けたマスターワークマシナリー株式会社とハイデルベルグ社の戦略的パートナーシップは、2015年からスタートしました。それ以来ハイデルベルグは、そのグローバルネットワークを活用し、より優れたパッケージ生産を求める世界のお客様に、マスターワークマシナリー株式会社の製品を高品質、高効率のパッケージ生産ソリューションとして、製品、そしてサービスも同時にご提供しています。また、製品の販売だけでなく、戦略パートナーとして、研究開発分野でも力強い協力関係を構築しています。打ち抜き機のイージーマトリックスや、貼り機のダイアナスマートなど、さらに直近では今年6月のIT’S SHOWTIME!で発表されたマスターマトリックス106 CSB ハイパフォーマンスダイカッターは、そうした研究開発分野での協力関係によって開発された製品です。
さらに、マスターワークマシナリーは、現在ハイデルベルグの最大の株主としてドイツ本社グループの8.5%を所有し、その関係をより強固なものにしています。
以上、簡単ですが、よくグローバルの展示会で、ハイデルベルグの製品とともにお客様が目にするマスターワークマシナリー株式会社についてご紹介させて頂きました。
イノベーションウィーク2020で紹介されたマスターワークマシナリー社長のあいさつはこちら
*字幕を日本語に設定してご覧ください。