こんにちは!
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ハイデルベルグ・ジャパンでは、2018年7月下旬にプライベートショーを開催いたしました。
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昨年の話ですし、内容を忘れてしまった方もいらっしゃると思いますので、J-Connectでは内容のおさらいをしていきたいと思います。
今回はプリネクト編で行ってみましょう!
本日はプリネクト担当プロダクトマネージャーの草野氏にお話を聞いてみました。
J-Connect編集部(以下、J編): ショーでは、プリネクトはどのような運用をお見せしたのですか?
草野: ご存じかもしれませんが、今回のイベントはショールームを印刷工場に見立て、30分間それぞれ設備が生産をし続ける、といったデモでした。
その中でプリネクトは、稼働するすべての印刷機、後加工機に必要なプリフライト、面付け、刷版出力やデジタル印刷機に出力する作業と、実際の印刷のスケジューリングを行いました。
また実際の生産中には各機械の生産データをリアルタイムで受け取り、確認もしていました。
J編: 今回のプリネクトの展示は印刷機前に3つのモニターを設置するなど、かなり力が入ったものだったと思いますが、お客様に伝えたかったメッセージは何だったのでしょうか?
草野: すべての設備が必要とする情報を、プリネクトが一元管理している、ということです。
受注から納品まで、また後加工機までを接続し、アナライズポイント(下記※1参照)を利用して生産情報(時間、スピード、部数などのデータ)のやり取りをイベントでお見せしたのは今回が初めての試みでした。
プリネクトがプロセスの出発点であり、すべてとつながっていることをイメージしたかったので、本当はモニターをショールーム中央に置きたかったのですが、現実的には通行の邪魔なので、印刷機前に設置して見て頂きました。
J編: 3台のモニターで映していたものは何ですか?
草野: 各モニターではこのような構成で映し出していました。
- プリネクトコックピット(全体のジョブ管理)
- プリネクトスケジューラー(各ジョブの生産予定を表示)
- プリネクトアナライズポイント(稼働実績をリアルタイムで表示) ※1
J編: ショーがあった2018年7月からプリネクトの販売形式が変わったと聞いていますが、もう一度教えて頂けませんか?お客様にとってのメリットは一言で何でしょうか?
草野: 個別のソフトウェアを買って使用するモデルから、SaaS(サース)と呼ばれる月額の利用料をお支払いただくモデルに変わりました。
これまでは何かを始めるためには、必要なソフトウェアのラインナップを揃える必要がありましたが、これは購入ですので、もちろん多くの費用がかかります。
一方SaaSモデルでは、すべての機能がオールインワンで含まれるパッケージを月額で利用していくため、初期費用が抑えられることはメリットと言えると思います。
※SaaSとは?過去記事へリンク
J編: 実際にプリネクトを見て頂いたお客様からの反応はいかがでしたか?
草野: いつも以上に多くのお客様が来てくださり、とても嬉しかったです。また、一般的にはワークフローシステムの中にスケジュール機能が含まれることは珍しいので、スケジューラーについては、「これは何ができるの?」と多くの質問をいただきました。
J編: 読者の皆様に向けて、今後の抱負など一言メッセージをいただけますか?
草野: プライベートショーで皆様にご覧いただいた最新バージョンの“プリネクト2019”が昨年11月にリリースされました。
色々な機能において進化があり、使いやすくなっておりますので、ご新規・アップグレードも含めて、ぜひご体験をいただければと思います。