おはようございます!今さらですが、グラフィックアーツ業界にとってとても大切なフォーマット、JDFとXJDFについて、CIP4.organization の記事を翻訳しておさらいしたいと思います。早速、どうぞ! JDFとは? JDF(Job...
おはようございます!今さらですが、グラフィックアーツ業界にとってとても大切なフォーマット、JDFとXJDFについて、CIP4.organization の記事を翻訳しておさらいしたいと思います。早速、どうぞ! JDFとは? JDF(Job...
おはようございます! プラットフォームのアップグレードで投稿できない期間があったことがきっかけでしばらく投稿ができていませんでした。申し訳ありません。久々の今日は、世界の印刷業界をリードする独立系メディア組織が発行しているデジタルメディア...
おはようございます! 今日はオフセット印刷機のメインテナンスに関する話題をプリントメディアアカデミーで講師も務めていたハイデルベルグ・ジャパンの田中に話をしてもらいます。テーマは、ローラーのグレーズ。それではどうぞ! 最近グレージングしている印刷機械を見かける機会が多くなりました。グレーズ自体は昔からあった現象で、多くは用紙、H液やインキなどのカルシウム類の堆積によるものです。近年の印刷機械は性能が良くなり、生産性が高くなっているために以前よりも早くグレーズが起きてしまうと考えられています。オペレータの方は生産できているので気にしていないケースも多く見受けられます。しかし、気づいた時には既に手遅れで、そのグレーズを除去するのに多大な時間と労力を必要とします。 ではグレーズはどのようなトラブルにつながるでしょうか? まずグレーズが起きるとローラー間のインキの転移が損なわれます。ひどくなるとインキが載らなくなり「インキ禿」といった現象も引き起こします。その為、インキの転移が悪くなったところは色が薄くなるので必要以上にインキを呼び出さなければいけなくなり、過乳化の原因にもなります。過乳化になると、乾燥不良が起きたり、色むらが起きたりといった印刷トラブルにも繋がります。 今回はグレーズの原因の一つであるローラー洗浄について説明していきます。 ローラー洗浄がいかに重要であるか? 日頃のメンテナンスと同じで、「やっている」と「出来ている」では大違いです。 ローラー洗浄は色替えの時などは、洗浄不足により前の色が出てきたりすると印刷トラブルにつながるので比較的慎重に行うかもしれません。しかし、仕事の終了時などは疲労もあり自動洗浄のボタンだけ押して終了なんてこともあるかもしれません。このローラー洗浄の際に気を付けなければいけない重要なポイントがあります。 それは洗浄時のドクター刃の状態です。ドクター刃にインキが盛り上がって溜まっていたりしていませんか? 特にUV印刷の機械で多く見受けられます。UVインキは油性のインキよりも溶けにくいせいか、ドクター刃の上に溜まりやすいです。もちろん油性インキでも同様に置きますので注意してみてください。 下記のようにドクターの刃先にインキが溜まってしまうと、後からきた洗浄液がこのインキを乗り越えられずローラー内に戻ってしまう為、回収不良=洗浄不良となります。 回収されなかった洗浄液はローラー上で乾燥してグレージングとなります。 皆さんの印刷機械でローラー洗浄時にこのような状況があった場合には、洗浄プログラムの見直しが必要です。ドクター刃にインキが溜まらないようなプログラムの設定もしくは溶剤を使用して最初にインキを溶かす事が必要になります。 ご不明な事があれば、いつでもお気軽にハイデルベルグ・ジャパン(03-5715-7377)までお問い合わせ、ご相談ください。
おはようございます! 今日はハイデルベルグ・ジャパンで、あのサブスクリプションを担当する草壁が、ハイデルベルグの新しいソリューション、VMIについて解説します。お客様にとって、とても役立つソリューションです。是非、お読みください! 昨今、世界的な原材料や物流費の高騰により、紙やインキ、刷版など印刷資材全般の値上げが進んでおり、印刷会社の経営を圧迫しています。今後印刷物の受注単価の上昇を見込むことは難しく、印刷会社は更なるコストダウンのために今までのやり方の見直しを迫られています。 印刷会社にとって資材の価格動向は大きな関心事のはずですが、資材の在庫管理やそれに関わるコストにはどれほど注意を払っているでしょうか。在庫の量が適正なのか、廃棄や紛失によるロスが生じていないか、在庫の配置が最適になされているか、在庫切れによる生産への悪影響が発生していないか、決められたポリシーに従って発注行為が行われているか、など効率化とコスト削減のために目をつけるべきポイントはいろいろあります。 ハイデルベルグはこれまでも新しいテクノロジーやサブスクリプションのサービスなどを通じて印刷現場の生産性向上によるコスト削減に取り組んできましたが、今回は印刷資材の在庫管理に注目し、管理コストを下げる新しいソリューション「VMI」をご紹介します。 ■VMIとは ハイデルベルグは様々な印刷資材の年間の購入量を決めてそれに基づき定期的に資材をお届けする契約形態を提供しています。お客様はハイデルベルグの印刷機の高い生産性を維持するために厳しい検査をクリアしたサフィラ製品群を定額の年間契約ご利用いただくことができ、ご好評いただいております。しかし今までの仕組みでは納入された資材の在庫管理はマニュアルで行われるためお客様にとって負担となっておりました。この管理負荷を軽減するのがVMI(Vendor-Managed...
おはようございます! 必ずやお客様の課題を解決できると私たちが考えているプリネクトプロダクションマネージャー。だからこそ、もっと皆様に何ができるかを知って頂きたい。そして、プリネクトを実際にご使用になっているお客様がどんなメリットを得ているのかをご理解頂きたい。と、始まったグローバル、地球規模でハイデルベルグが行っているキャンペーンを、プリネクトのプロダクトマネージャーである伊藤にインタビューしながら、ご紹介するシリーズ3回目。それでは早速! J-connect編集部(J編):ところで、ここまで海外事例を解説いただきましたが、日本のお客様の事例も知りたいです。 伊藤(伊):はい。日本のお客様の導入事例もあります。実は今年4月から「プリネクトエキスパートトーク」というウェビナーを開催しています。その中で実際にプリネクトをご導入されたお客様の例をご紹介しています。新型コロナで私たちの生活も大きく変わりましたが、その中でクライアントへのアプローチや社内の生産フローを変える取り組みをされたお客様や、直感的に操作できるプリネクトDFEで、デジタル印刷機でスキルレス印刷を実践するお客様をご紹介しました。 J編:隔月で開催しているライブ配信のウェビナーも、8月で3回目になりましたね。ここまで、約半年が経ちましたが、いかがですか?視聴されているお客様にお伝えしたいことが色々あると思いますが。 伊:事前に収録した動画を流すのとは違って、生放送というのは、実は準備がとても大変です。コロナ禍では、お客様を訪問することが難しい時期もあったので、少しでもお客様とのコミュニケーションの場を増やしたいと思って、今年4月から始めた新しい試みなのですが、毎回楽しみながら実施しています。 J編:生放送ということで、視聴者のお客様にアンケートをしているようですが、その意図は何でしょうか? 伊:もちろんエキスパートゲストや私たちが、お客様の生の声を聞きたいということが目的ですが、参加されているお客様同士でのコミュニケーションに繋がればという気持ちも含まれています。 J編:これまで、「クライアントとつながる」「デジタル印刷とつながる」「機械とつながる」というテーマで開催しました。ハイデルベルグの営業担当や、お客様からの反応はありましたか? 伊:初めてお会いしたお客様から「ウェビナーの人ですね!?」と言っていただく機会が増えました。大変嬉しいことです。また社員からは、「あれって生放送なの!?」と言われてがっかりしたこともあります。(笑)3回目が終わって、残り2回となりましたが、プリネクトの製品と一緒にウェビナーの認知度を上げたいと思います。毎回異なるゲストとのトークも、ぜひご期待いただければと思います。 J編:残りも、2回ということですが、今後の展開を教えてください。実際にプリネクトユーザーのお客様にも登場いただいたり・・・するのでしょうか? 伊:お客様からのご要望が多いテーマを取り上げようと思っています。10月は「予定組とつながる」というテーマでお送りする予定です。そうですね!真のエキスパートゲストは、ハイデルベルグ社員ではなくお客様ですので、エキスパートなお客様に是非登場していただきたいです! これで、シリーズは終了となりますが、皆さま是非、プリネクトのキャンペーンサイトをチェックしてみてください!また、プリネクトウェビナーについてもご質問等ありましたら、お気軽にハイデルベルグ・ジャパンまでお問い合わせください。 お客様の課題を必ず解決できるプリネクトをもっと知ってほしいから お客様の課題を必ず解決できるプリネクトをもっと知ってほしいから...
おはようございます! 必ずやお客様の課題を解決できると私たちが考えているプリネクトプロダクションマネージャー。だからこそ、もっと皆様に何ができるかを知って頂きたい。そして、プリネクトを実際にご使用になっているお客様がどんなメリットを得ているのかをご理解頂きたい。と、始まったグローバル、地球規模でハイデルベルグが行っているキャンペーンを、プリネクトのプロダクトマネージャーである伊藤にインタビューしながら、ご紹介する2回目。それでは早速! 伊藤(伊):引き続き、ビデオをご紹介していきますね。 リュグメディア 導入前の課題:スピードマスターXL75の能力を最大限に発揮するワークフローの必要性。プリセットデータを効率的に使って効率の良い生産を目指したい。 スイスの家族経営の10人ほどの商業印刷会社であるリュグメディア社は、幅広い顧客層に向けてB2Bのサービスを提供しています。スピードマスターXL75の導入の際に、印刷機の能力を最大限に活かすためにプリネクトを導入しました。これにより、準備紙のデータは正確に印刷機に届き、プリセッティングも印刷機でそのまま使うことができ、効率のよい生産が可能になります。また、生産計画はプリネクトスケジューラを使用して行っています。印刷機と完全なネットワーク構築により、日常業務の透明性も向上しました。近い将来、プリネクトプロダクション以外にも、プリネクトビジネスマネージャーを導入する可能性もあります。 https://youtu.be/qw0_jAGI2s0 エバールプリント社 導入前の課題:ハイデルベルグ製の豊富な設備を効率よく使うためにワークフローのインターフェースを最小限に。幅広い製品の生産にかかる紙や時間の無駄を削減したい。 ドイツ南部にあるエバールプリント社は、パンフレット、美術書、メーリング、パッケージなど、非常に幅広い製品を生産しています。印刷機はスピードマスターXL106、またポストプレスも、断裁機、折り機、そして中綴じ製本機に至るまですべてがハイデルベルグの機械を使用しており、さらに、ハイデルベルグのダイマトリックス打ち抜き機やプラテン、そしてKAMA社の打ち抜き機・エンボス加工機を使っています。これら機械の能力を最大限に活かすためには、プリネクトは不可欠でした。ワークフローのインターフェースを最小限にするために導入されたプリネクトプロダクションマネージャーにより、生産設備を効率的に使用し、また、できる限りの豊富なプリセットデータの提供が可能になりました。 https://youtu.be/qrXsYif6XGI マインダース&エルスターマン社 導入前の課題:全体最適化を実現するためのビジネスモデルの追求。生産のデータだけでなく従業員の働き方にも変化を与えるデジタル化の実践。 ドイツのオスナブリュックにあるマインダース&エルスターマン社は、約130年の歴史を持つ印刷会社です。4台のスピードマスターXL、複数の折り機、無線綴じ機、中綴じ機を使用してパンフレットやカタログを制作しています。全体最適化を実現するために社内で様々なプロジェクトを実施し、2018年からはプリプレスに注力していました。デジタル業界から印刷業界に2017年に転身した業務執行取締役イェンス・ラウシェン氏は、「何を、いつ、どこで、何のソフトウェアを使うのか」といった複雑なプロセスを簡素化できることが、プリネクトプロダクションマネージャーの導入の決め手となったと言います。従業員ひとりひとりが、必要なデータを使って、よりよい仕事をこなすことができるようになりました。以前は、複数のパートナーから提供された統合システムを使用していましたが、プリネクト導入により、個別のソフトウェアのアップデート作業が不要になりました。同社は「ハイデルベルグは、パートナーとして、同じ方向に発展しているという確信を与えてくれる」とハイデルベルグを評価しています。 https://youtu.be/uDMWDJvUsQA 次回、最終回に続く。 プリネクトキャンペーンサイトはこちら。
おはようございます! 既に他のメディアでご存じの方も多いと思いますが、万が一そうでない方がいらしたり、知ってるけどまだ登録していないという方がいたら悲しいので、こちらJ-Connectでも念のため、ご連絡させて頂きます。 ハイデルベルグは、来る10月13日から15日までの3日間、グローバルで世界同時にオンラインイベント...
おはようございます! 必ずやお客様の課題を解決できると私たちが考えているプリネクトプロダクションマネージャー。だからこそ、もっと皆様に何ができるかを知って頂きたい。そして、プリネクトを実際にご使用になっているお客様がどんなメリットを得ているのかをご理解頂きたい。と、始まったグローバル、地球規模でハイデルベルグが行っているキャンペーンを今日から3回に渡って、プリネクトのプロダクトマネージャーである伊藤にインタビューしながら、ご紹介していきます。それでは早速! J-connect編集部(J編):8月30日からハイデルベルグがグローバルでプリネクトキャンペーンを展開しています。ホームページやSNSでは、海外のお客様事例を取り上げていますが、それぞれ簡単に解説してもらえますか? 伊藤(伊):はい、それでは1社1社、各社にとっての課題は何だったのか、どんな理由でプリネクトが選択されたのかをまとめてみましたのでビデオをご覧になる前に参考にしてみてください。ビデオは、右下の設定(歯車のマーク)で字幕を日本語にしてご覧ください。 ゲーエヌドルック社 導入前の課題:自動化フローは自社の規模に合わないしコストがかかりすぎるRIPとCtPだけのシンプルな構成で充分だが、PCの老朽化か気になる。 ゲーエヌドルック社は、スイスの家族経営の印刷会社です。名刺からパンフレット、本など大小ロットの仕事をすべて社内で行っています。ゲーエヌドルック社では、ハイデルベルグのワークフローは当初、コストがかかりすぎると思っていたため、新たなワークフローを検討する際も対象外でした。以前は、CtP向けの旧式のRIPソフトウェアを使用した面付けなど、セミプロのソリューションで仕事をしていました 同社が最終的にハイデルベルグのプリネクトを選んだ理由は、「サブスクリプション」でした。プレート生産ベースでコストを処理できる、つまり、初期コストが非常に低く、わずかな投資で済むことが決定打となりました。 https://youtu.be/cDP8y1lGsMkルーベン・ブラーザー氏 ルーベン・ブラーザー氏 https://youtu.be/kwL6HmFYQxUミヒャ・ブラーザー氏 ミヒャ・ブラーザー氏 オフセットフリードリッヒ社 導入前の課題:機械を増設するたびにソフトウェアが増えていった。小規模だからこそ、ミスやロスを削減してスキルレスを目指したい オフセットフリードリッヒ社は、マネージャーのマークス・フリードリッヒ氏が兄とともに両親から引き継いだ印刷会社です。かつては「高速印刷のフリードリッヒ」と呼ばれる印刷会社でしたが、現在は市場の要求に合わせた製品ポートフォリオとして名刺やカタログなどを生産しています。オフセットフリードリッヒ社は、最近、印刷機、折り機、ポストプレスシステムなどを増設しました。お客様から提供される入稿データは、ワードファイルなどを使うセミプロのお客様から、最新のPDFデータを使うプロの代理店まで様々あり、さらに、社内にはデジタル印刷用ワークフローとオフセットプレートやページ面付けをするワークフローが存在していたため、タッチポイントが多数あることでエラーの潜在性を高めてしまっていました。プリネクト導入によりワークフローが統合され、これらの問題点がすべて解決されました。 https://youtu.be/by-J5rcdHdU 次回へ続く。 プリネクトキャンペーンサイトはこちら。
おはようございます。 今日は、ハイデルベルグ・ジャパン、若手のホープ、CtP製品担当の小川より皆様へメッセージをお届けします。 どうぞ! 皆さん、こんにちは。 製版工程は各メーカーが自動化・省人化を積極的に開発/推進していますね。私たちハイデルベルグは印刷機の印象が1番強いですが、プリプレスからポストプレスまで、綜合印刷機械メーカーとして様々な製品を製造販売しています。今回は製版工程にフォーカスしていきます。 一言で製版工程といっても様々な仕事がありますが、大きく3つ(①プレートの露光前、②プレートの露光、③プレートの露光後)に分けて考えていきます。 ①プレートの露光前で時間が掛かる作業と言えばプレートの補充作業ですね。以前Newsletterで記事にしたオートパレットローダー106Kが活躍します。以前の記事は(こちら) 次は③プレートの露光後に注目すると、プレートが露光された後、有処理版であれば現像処理を行われ、その後は有処理/無処理共に、ジョブや印刷機毎に分類されます。その際には、合い紙を入れて版傷対策を行い、印刷機オペレータが分かるようにジョブ名や日付をメモする事が一般的です。しかし、人が行う作業である以上、書き間違いや、版が擦れて版傷が起きたりするリスクは付きまといます。そこでハイデルベルグのオートベンダーが活きてきます。印刷機ごとに台車(トロリー)を設置すれば、ジョブ/印刷機の分類は機械によって行われます。おまけにベンディングもされていますので、オペレータの作業は自分の使うトロリーを持っていって印刷機にセットするだけです。トロリーに載せたまま移動できるので版傷の心配も無くなります。 最後に②プレートの露光では、ハイデルベルグのCtPであるスープラセッターとプリネクトワークフローを組み合わせることで使用できる「プレートパイロット」をご紹介します。通常、製作課で作られたデータはRIPされ、シューターソフトの入ったPCに移動します。そこでCtPオペレータがシューターPCから露光するジョブデータを選択している事が一般的です。ですが、データ作成は印刷順に作成されなかったり、印刷順番の変更はよくある事です。その為、マニュアルで刷版を並べ替えたり探したりといった作業が発生します。 プレートパイロットは、CtPとワークフローがつながる事で、ジョブと印刷機をあらかじめ結び付け、予定された印刷機用の台車(トロリー)にそのジョブ用のプレートが積載されます。ポイントはシューターPCから露光指示を出す必要が無いことです。プリネクトワークフローと繋がっている事で、ポータル(ブラウザで立ち上げ可能な機能)から露光指示を出すことができます。つまり、印刷機オペレータでも製作課の方でも好きなタイミングでプレートを出すことができるという事です。プレートの露光さえ終わってしまえば、上述の通り印刷オペレータは自分のトロリーを取りに行くだけです。省人化に留まらず、無人化にすることが出来ます。他にも予定組ソフトのスケジューラとの組み合わせなど便利な機能もありますが、別の機会にお話したいと思います。市場環境が大きく変わっていく時代で皆様はどのような改革を行っていきますか?私たちと一緒にスマートファクトリーを目指しましょう! スープラセッターについて詳細はこちらから。
おはようございます! 3月2日に、ハイデルベルグのプロダクションネットワークのひとつとしてブランデンブルグ工場をご紹介してから随分時間が経ってしまいましたが、今日は、ハイデルベルグのプロダクションネットワークのひとつとして今や確固たる存在となった中国にある上海工場をご紹介したいと思います。今まで、チンプー工場という名前でご紹介してきましたが、今年度に入って、正式に上海工場という名で呼ぶことになりました。 まずは、その歴史から。 ハイデルベルグの上海工場は、2005年8月、アジアで最初の生産拠点として中国上海の青浦区に、100%ドイツハイデルベルグの資本で設立されました。翌年の2006年には、最初の折り機スタールフォルダーKHC78が出荷され、枚葉オフセット印刷機スピードマスターSM52の生産もスタートしました。2007年にはスピードマスターSM74、2009年にはスピードマスターCD102も生産ラインに加えられ、上海工場が生産する製品の幅は着々と広げられていきました。100台目のスピードマスターCD102が上海工場で生産、出荷されたのは設立から6年が経った2011年のことです。2013年には、印刷機の出荷台数がいよいよ1000台目に達し、2014年には、スピードマスターCS92の生産も始まりました。 プリントメディアセンター(PMC)アジアがオープンしたのは、2015年のことです。そして、2018年には、機械番号が888となる8ユニットからなる最初のスピードマスターCD102-7+Lを、そして、これはプレスリリースでもお伝えしましたが、2020年には、印刷ユニット番号が9999のユニットが含まれた最初の10ユニットのスピードマスターCD102-9+Lを出荷し、ユニット数の多い印刷機の生産、出荷も行われるようになりました。 現在の上海工場は。 現在も上海工場は、100%ハイデルベルグのオーナーシップで運営されています。現在のハイデルベルグの上海工場の広さは、10万平米。その広いの敷地の中で456人の従業員が働いています。今年6月23日世界同時発表され、発表前に既に500ユニット以上の受注があったスピードマスターCX104、そして、SX74、SX102、CX92が現在この上海工場で組み立てられています。 上海工場で生産された機械は、ハイデルベルグの本社があるドイツを含む海外40ヶ国に向けて、出荷されており、すべての従業員はハイデルベルグによるトレーニングを受け、標準化されたシステムに従って生産をしています。4アイプリンシパル(必ず2人の目で確認する)やゼロディフェクト(不良品無し)といったハイデルベルグの企業文化もしっかりと浸透しています。また、多くの主要部品はドイツの生産拠点より輸入されています。 上海工場をご紹介するビデオも公開されていますので、是非、ご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=DUdDdxUX8Wo&t=35s デジタルだけではいけません…(アムシュテッテン工場) はこちらから。 イノベーション誕生の地…(イノベーションセンター) はこちらから。 以前の上海工場(チンプ―工場)の記事はこちら。