1月25日の記事で、ハイデルベルグサブスクリプションに含まれる、コンサルティングについてインタビューをご紹介しました。(過去記事はこちら) このインタビューに引き続き、今月はプリネクトワークフローのエキスパート 山本氏にインタビューをしました。 J-Connect編集部 早速ですが、「プリネクトコンサルティング」について、教えてください。 山本 プリネクト...
1月25日の記事で、ハイデルベルグサブスクリプションに含まれる、コンサルティングについてインタビューをご紹介しました。(過去記事はこちら) このインタビューに引き続き、今月はプリネクトワークフローのエキスパート 山本氏にインタビューをしました。 J-Connect編集部 早速ですが、「プリネクトコンサルティング」について、教えてください。 山本 プリネクト...
今年最初の印刷業界のイベントpage2023が先月開催開催されました。(ハイデルベルグ・ジャパンの過去の出展の様子はこちら) page2023では、ハイデルベルグは、新しいデジタルプラットフォーム「H+」を発表しました。 そこで、イベントの様子を、H+のプロダクトドライバー白木さんに振り返ってもらいました。 J-Connect編集部 3日間のpageを振り返ってみて、いかがでしたか? 白木 コロナの感染状況が心配でしたが、ハイデルベルグ・ジャパンブースにもたくさんのお客様にお立ちよりいただきました。1日15回プレゼンテーションを行っていたので、ハードなスケジュールでしたが、その甲斐あって、多くのお客様にH+をご覧いただけたと思います。 ハイデルベルグブースでは、H+の体験コーナーを設置していましたので、お客様に直接H+を体験いただくことができました。また、3階に出展していた、ホリゾン・ジャパン株式会社様とコラボレーションして、ホリゾン様のブースでプリネクトを実演したりと、盛沢山の3日間でした。 J-Connect編集部 お疲れ様でした。早速ですが、プレゼンテーションで紹介していた「H+」とは、どのようなソリューションなのでしょうか? 白木 ハイデルベルグは、印刷資材や部品等をオンラインで購入いただけるeShopや、資材管理システムのVMI、修理サービスのアプリケーションや、プリネクトを含め、様々なソリューションをすでにご提供していますが、それらのサービスがデジタルプラットフォームに統合されることで、お客様はすべての情報や機能に簡単にアクセスすることができます。 J-Connect編集部 なかなか想像が難しいですが・・・例えばどのようなアプリがあるのでしょうか? 白木 実は昨年のIGAS2022でも、すでに公開したアプリなのですが、「インサイト」という生産分析のアプリがあります。このアプリを使うと、接続している機械のパフォーマンスや、生産上の問題点をリアルタイムで見ることができ、正確かつ迅速に生産状況を分析できます。 J-Connect編集部 正確かつ最新の分析データを把握できることで、生産に関わる重要な決定も迅速にできるメリットがありそうですね。クラウドベースであれば、会社にいなくても、どこからでも見られますか? 白木 はい、H+のアカウントをお持ちのお客様は、いつでもどこからでもアクセスすることができ、リアルタイムに工場全体を把握することができます。H+はパソコンやスマートフォン、タブレットに対応していますので、「会社でしかデータが見られない・・・」ということがありません。効率の良い働き方に貢献します。 J-Connect編集部 他にはどんなアプリがあるのでしょうか? 白木 メンテナンスのやり方を大きく変える「メンテナンスマネージャー」というアプリがあります。機械のメンテンナンスは、日々の生産において機械の突然の故障やそれに伴う突発停止などをなくすためには必要不可欠ですよね。しかし、一言でメンテンナンスといっても、機械のどの部分を、いつ、どのように、どれくらいの時間がかかるのか、考えることが多く、また分厚いマニュアルを確認しながら行う・・なんてこともよくあると思います。 そのような複雑なメンテナンスを簡素化するのが、このアプリです。アプリではAIが最適なタイミングでメンテナンスの対象を示し、デジタル化されたマニュアルも表示してくれます。さらにメンテナンスの記録も残せますし、それを社内で簡単に共有することも可能なのです。 J-Connect編集部 特にコロナ禍で、DXが加速したと感じますが、H+は今後、印刷に関する働き方を変える強力なツールになるということでしょうか?今後の展望を教えてください。 白木 はい、今回ご紹介した2つのアプリも皆様の働き方をガラッと変えていきます。今まで当たり前のように行っていた業務をデジタル化し、それをH+というデジタルプラットフォーム上のアプリが簡潔にしていきます。H+の可能性は無限大です。皆様にお役立ち頂けるアプリをこれからもどんどん開発していきますので、ぜひご期待ください。 J-Connect編集部 ところで、pageでは、「早速使ってみたい!」とお客様から好評をいただいたと聞いています。H+を使うためには、どうすればいいのでしょうか? 白木 最新のバージョンのプリネクトワークフローをお持ちのお客様であれば、H+アカウントを作成いただければ、簡単なステップでH+を始めることができます。お客様の設備の状況によって、H+を開始する為の条件も変わりますので、詳細については、当社の営業担当にお問い合わせいただければと思います。 J-Connect編集部 今後のアプリのローンチが楽しみですね。ありがとうございました!
おはようございます! 夏、真っただ中、皆様、いかがお過ごしでしょうか? 暑くて外に出るのもイャ?そんな方に、今日のJ-Connectでは、皆さまをハイデルベルグのウィスロッホーヴァルドルフ工場ホール6ツアーへご招待したいと思います。どうぞ! https://youtu.be/hiixeELZES8 このビデオでは... ウィスロッホーヴァルドルフ工場ホール6では、どのように組み立て作業が行われているか? 大きなシリンダーは、フレームにどうやって取り付けられているのか? 大きな精密ギアはどのように取り付けられているか? 空圧システムはどのように取り付けられているか? 多くのユニットを載せたベルトコンベアはどんなものか? 延長デリバリは、どうやって工場内を移動するのか? 出荷前のテストはどのように行われるのか? どんな形で梱包され出荷されるのか? ....等々、ご覧いただけます。
おはようございます! 今日はオフセット印刷機のメインテナンスに関する話題をプリントメディアアカデミーで講師も務めていたハイデルベルグ・ジャパンの田中に話をしてもらいます。テーマは、ローラーのグレーズ。それではどうぞ! 最近グレージングしている印刷機械を見かける機会が多くなりました。グレーズ自体は昔からあった現象で、多くは用紙、H液やインキなどのカルシウム類の堆積によるものです。近年の印刷機械は性能が良くなり、生産性が高くなっているために以前よりも早くグレーズが起きてしまうと考えられています。オペレータの方は生産できているので気にしていないケースも多く見受けられます。しかし、気づいた時には既に手遅れで、そのグレーズを除去するのに多大な時間と労力を必要とします。 ではグレーズはどのようなトラブルにつながるでしょうか? まずグレーズが起きるとローラー間のインキの転移が損なわれます。ひどくなるとインキが載らなくなり「インキ禿」といった現象も引き起こします。その為、インキの転移が悪くなったところは色が薄くなるので必要以上にインキを呼び出さなければいけなくなり、過乳化の原因にもなります。過乳化になると、乾燥不良が起きたり、色むらが起きたりといった印刷トラブルにも繋がります。 今回はグレーズの原因の一つであるローラー洗浄について説明していきます。 ローラー洗浄がいかに重要であるか? 日頃のメンテナンスと同じで、「やっている」と「出来ている」では大違いです。 ローラー洗浄は色替えの時などは、洗浄不足により前の色が出てきたりすると印刷トラブルにつながるので比較的慎重に行うかもしれません。しかし、仕事の終了時などは疲労もあり自動洗浄のボタンだけ押して終了なんてこともあるかもしれません。このローラー洗浄の際に気を付けなければいけない重要なポイントがあります。 それは洗浄時のドクター刃の状態です。ドクター刃にインキが盛り上がって溜まっていたりしていませんか? 特にUV印刷の機械で多く見受けられます。UVインキは油性のインキよりも溶けにくいせいか、ドクター刃の上に溜まりやすいです。もちろん油性インキでも同様に置きますので注意してみてください。 下記のようにドクターの刃先にインキが溜まってしまうと、後からきた洗浄液がこのインキを乗り越えられずローラー内に戻ってしまう為、回収不良=洗浄不良となります。 回収されなかった洗浄液はローラー上で乾燥してグレージングとなります。 皆さんの印刷機械でローラー洗浄時にこのような状況があった場合には、洗浄プログラムの見直しが必要です。ドクター刃にインキが溜まらないようなプログラムの設定もしくは溶剤を使用して最初にインキを溶かす事が必要になります。 ご不明な事があれば、いつでもお気軽にハイデルベルグ・ジャパン(03-5715-7377)までお問い合わせ、ご相談ください。
おはようございます。 今日は、ハイデルベルグ・ジャパン、若手のホープ、CtP製品担当の小川より皆様へメッセージをお届けします。 どうぞ! 皆さん、こんにちは。 製版工程は各メーカーが自動化・省人化を積極的に開発/推進していますね。私たちハイデルベルグは印刷機の印象が1番強いですが、プリプレスからポストプレスまで、綜合印刷機械メーカーとして様々な製品を製造販売しています。今回は製版工程にフォーカスしていきます。 一言で製版工程といっても様々な仕事がありますが、大きく3つ(①プレートの露光前、②プレートの露光、③プレートの露光後)に分けて考えていきます。 ①プレートの露光前で時間が掛かる作業と言えばプレートの補充作業ですね。以前Newsletterで記事にしたオートパレットローダー106Kが活躍します。以前の記事は(こちら) 次は③プレートの露光後に注目すると、プレートが露光された後、有処理版であれば現像処理を行われ、その後は有処理/無処理共に、ジョブや印刷機毎に分類されます。その際には、合い紙を入れて版傷対策を行い、印刷機オペレータが分かるようにジョブ名や日付をメモする事が一般的です。しかし、人が行う作業である以上、書き間違いや、版が擦れて版傷が起きたりするリスクは付きまといます。そこでハイデルベルグのオートベンダーが活きてきます。印刷機ごとに台車(トロリー)を設置すれば、ジョブ/印刷機の分類は機械によって行われます。おまけにベンディングもされていますので、オペレータの作業は自分の使うトロリーを持っていって印刷機にセットするだけです。トロリーに載せたまま移動できるので版傷の心配も無くなります。 最後に②プレートの露光では、ハイデルベルグのCtPであるスープラセッターとプリネクトワークフローを組み合わせることで使用できる「プレートパイロット」をご紹介します。通常、製作課で作られたデータはRIPされ、シューターソフトの入ったPCに移動します。そこでCtPオペレータがシューターPCから露光するジョブデータを選択している事が一般的です。ですが、データ作成は印刷順に作成されなかったり、印刷順番の変更はよくある事です。その為、マニュアルで刷版を並べ替えたり探したりといった作業が発生します。 プレートパイロットは、CtPとワークフローがつながる事で、ジョブと印刷機をあらかじめ結び付け、予定された印刷機用の台車(トロリー)にそのジョブ用のプレートが積載されます。ポイントはシューターPCから露光指示を出す必要が無いことです。プリネクトワークフローと繋がっている事で、ポータル(ブラウザで立ち上げ可能な機能)から露光指示を出すことができます。つまり、印刷機オペレータでも製作課の方でも好きなタイミングでプレートを出すことができるという事です。プレートの露光さえ終わってしまえば、上述の通り印刷オペレータは自分のトロリーを取りに行くだけです。省人化に留まらず、無人化にすることが出来ます。他にも予定組ソフトのスケジューラとの組み合わせなど便利な機能もありますが、別の機会にお話したいと思います。市場環境が大きく変わっていく時代で皆様はどのような改革を行っていきますか?私たちと一緒にスマートファクトリーを目指しましょう! スープラセッターについて詳細はこちらから。
おはようございます! 今日は予定を変更して、昨日発表されたばかりのスピードマスターCX104のビデオをご紹介します。機械の特徴を簡単にまとめた非常にわかりやすいビデオです。残念ながら、まだ日本語の字幕は付いていませんので、J-Connectをお読み頂いている読者の皆様には一足先にテキストで日本語もお届けします。 https://youtu.be/u4V096sN3EE ナレーション翻訳 新しいスピードマスターCX104 パッケージ印刷と商業印刷における新しいクラスのオフセット印刷機 ナビゲート印刷、完全自動運転印刷を可能にするインテリスタート3、インテリライン等のインテリジェントアシスタントシステムで革新的なオペレーティングコンセプト 薄紙から厚紙まで...
おはようございます! 前回に引き続き、新しいスピードマスターCX104の開発に、開発当初から関わっていたアジアパシフィックの製品責任者、プロダクトマネージャー、ダグラス・ムーニーのインタビューをお届けします。それでは、早速! J-Connect編集部(J編):スピードマスターCX104は、日本のお客様にどのようにフィットするでしょうか? ダグラス・ムーニー(DM):日本の印刷業界は、とても多種多様です。あるお客様は、生産性やOEEにフォーカスし、他のお客様は最高の品質を求めています。さらに、印刷会社は最新のコストやヤレ紙の削減の方法、そして最新の自動化技術を手にすることを望んでいらっしゃいます。スピードマスターCX104では、4色機から、最新の自動化機能が付属した最大16ユニットのモデルまで、幅広いを選択肢をご用意しています。私たちハイデルベルグは、日本の印刷業界の高い要求に、お客様の規模を問わない幅広いモデルと、薄紙から厚いプラスチック原反まで対応できる被印刷物に対する高い柔軟性で、お応えできると信じています。 J編:開発プロセスの中で、特に、この新型コロナウィルス感染下の開発で、最も困難だったことは何ですか? DM:私たちが新しいスピードマスター印刷機を開発する際には、常に、製品発表前、そして市場導入前、新しいモデルを、パッケージ印刷、コマーシャル印刷など、さまざまなセグメントのお客様に導入させて頂き、機械のパフォーマンス、スピード、準備時間、ダウンタイム、OEEなどのKPIを前モデルと比較する包括的なフィールドテストを行います。ハイデルベルグは、印刷機をクラウドに完全にデジタルで統合しているので、リモートで効率よくこれらの数字をモニターすることができました。しかしながら、フィールドテストをして頂いているオペレータの方たちや経営者の方たちと直接話をして、機械のパフォーマンスに対するフィードバックを頂き、どこにまだ改善の余地があるかをお伺いすることこそ、本当は常に価値のあることです。が、この新型コロナ感染拡大の中では、リモートでやらざるを得ませんでした。 私たちの...
おはようございます! 6月23日に開催された IT'S SHOWTIME! で華々しいデビューを飾り、既に世界から多くの注文が寄せられているスピードマスターCX104。今日のJ-Connectでは、その新しいスピードマスターCX104の開発に、アジアパシフィックの製品責任者、プロダクトマネージャーとして、開発当初から関わっていたダグラス・ムーニーを迎えて、話を聞かせてもらうことにしました。今日から2回に分けてお届けします。それでは、その第1回目をどうぞ! J-Connect編集部(J編):ダグラス、今日は、スピードマスターCX104、ワールドプレミア直後の忙しい時期にもかかわらず、インタビューに応じてくれてありがとう。 ダグラス・ムーニー(DM):とんでもない!大切な日本のお客様に何かお役に立てるなら喜んで受けますよ。何でも聞いてください。 J編:ありがとう、ダグラス。それでは早速聞かせていただきます。既に、ハイデルベルグ・ジャパンとしても、このJ-Connectをはじめ、ホームページや、facebook,...
おはようございます! シリーズでお届けしてきた製品担当部署エクイップメントソリューションズ本部、曽篠が語る”機器投資のトレンド”も、4回目の今日が最終回。ここまで、投資に関する様々な事例が、昨今のトレンドと併せて語られてきました。シリーズ最終回は、更に異なる視点から投資について語ってもらいました。それでは、早速どうぞ! J-connect編集部(J編):これまで紹介された事例以外にも、新しいトレンドはありますか? 曽篠:ここまで、物品を購入すること自体ではなく、手法や文化を変えることが昨今の「投資」とお話してきましたが、その意味では、印刷機のサブスクリプションはその最たるものと言えます。お客様は印刷機を購入するのではなく、新しい生産手法や文化の創造に投資します。ハイデルベルグはそれをサポートするパートナーとなります。 あるいは、SDGsやESGに関するトピックも多いですね。これらのトピックが広く浸透した昨今、企業の「環境対応性」は、より広義の意味を持ち、且つ具体的なアクションが求められます。印刷営業の方が、クライアントからSDGsへの具体的な取り組みのレポートを求められるケースもあるそうです。ハイエンドなクライアントほどその傾向が強いと仰るお客様もいらっしゃいます。一方で、多くの印刷会社にとって「具体的な」アクションの定義が困難なケースが少なからずあります。これらに対して、ご相談を頂くケースも最近の潮流と言えます。 例えば、印刷機のCO2ニュートラル(カーボンオフセット)をご提案する事も可能です。ハイデルベルグ社は、世界で唯一、印刷機製造プロセスで排出されるCO2を正確に算出できることを認められた枚葉オフセット印刷機サプライヤーです。ダルムシュタット工科大学が協力、フラウンホファー研究所が算出・検証し、お客様には公的証書とCO2ニュートラルロゴ入り印刷機が納入されます。これらのプログラムは、ISO14040及びISO14044に準拠しています。ハイデルベルグ社のSodoプロジェクト等、SDGs活動への、貴社の参画を公的に証明するものです。日本政府も含め、世界が明確に脱炭素へと走り始めている昨今、社内やクライアントにとって、極めて分かり易い具体的なアクションとしてご活用いただけます。 これらのトピックへの投資を検討される背景としては、クライアントからの要望だけではなく、社の内外から見て魅力的な企業であり続ける狙いが挙げられます。情報の伝達が驚くほど早い昨今では、些細な事が思わぬ企業価値の低下を引き起こすこともあります。コンプライアンスや合理的なガバナンスが従業員や企業を守る時代とも言えます。これらのトピックと最新の機器は、一見、関係性の薄い様に見えますが、俗人的な判断の削減・削除という点では共通しています。これも先に述べた通り、従来の印刷業界では、個人の経験や感覚で判断・評価される事が少なくありませんでした。今後DX(デジタルトランスフォーメーション)が進むにつれ、システムによる品質の担保がクライアントからの評価や関係性を高めるキーとなります。これらは同時に、工場で働く皆さんの心身の負担を大幅に削減する点に於いても、魅力的職場の創造に寄与します。企業文化の中心に合理的ルールを置くことが、企業ガバナンスへの大きな一歩となります。 少し話が大きくなりましたが、これらのトピックに多くの方が関心を寄せられているのは事実です。先日、ハイデルフォーラム21九州地区会主催のオンラインセミナーで、印刷業界に於けるSDGsの第一人者、株式会社大川印刷の大川社長にご講演頂きました。予想をはるかに上回る視聴数が、印刷業界の皆さんの、これらのトピックに対する関心の高さを示しています。大川社長のお話は、SDGsにとどまらず、CSRやエシカル就活、気候変動のティッピングポイントなど多岐に渡り、ご参加の皆さんからも、非常にポジティブなフィードバックが多数寄せられました。随所に、社員やクライアントや地域、皆から必要とされる会社になりましょう、というメッセージがちりばめられていました。大きなビジョンと意識改革、そしてもちろん、そこには多額の投資もあったと思われます。 未来を見据え、投資も含めて徹底してやり抜く姿勢、それによって得られる企業としての魅力と言う点では、これまでご紹介した事例やお客様と通ずる点があるのではないかと存じます。また、それらのお客様にとってのパートナーとなり、飽くなき挑戦と成功、企業としてのサステナビリティをお手伝いするのが、ハイデルベルグの務めと自負致しております。 これまで、4回に渡り、最新の投資事例やトレンドをご紹介してきました。インタービュー中で触れられている案件やハイデルフォーラム21に関して、ご不明な点等は、何なりと弊社スタッフまでお問合せ下ださい。 ”製品担当者に聞く、機器投資のトレンド その1”はこちらから。 ”製品担当者に聞く、機器投資のトレンド その2”はこちらから。 ”製品担当者に聞く、機器投資のトレンド その3”はこちらから。
おはようございます! 製品担当部署エクイップメントソリューションズ本部の曽篠が語る”機器投資のトレンド” その3回目。今回のテーマは、「投資とパラダイムシフト」です。早速どうぞ! J-connect編集部(J編):ずばり、投資とパラダイムシフトの関係に見る、昨今のトレンドはありますか? 曽篠:従来は、「機器ありき」の商談が殆どでした。「既設機が老朽化しているから」「4色機か両面8色機か?」「UVか?LEDか?」などが、典型です。ところが最近は、モノではなくHow...