おはようございます! 2021年7月にハイデルベルグ サブスクリプションを導入された新潟県の株式会社ウィザップ様。その導入のリーダーを務められた小池様に、ハイデルベルグ サブスクリプションの製品担当責任者、草壁がインタビューをさせて頂きました。今日はその2回目です。 草壁: サブスクリプションを導入してから社内のマネジメントやチームワークに変化はありましたか? 小池様:...
おはようございます! 2021年7月にハイデルベルグ サブスクリプションを導入された新潟県の株式会社ウィザップ様。その導入のリーダーを務められた小池様に、ハイデルベルグ サブスクリプションの製品担当責任者、草壁がインタビューをさせて頂きました。今日はその2回目です。 草壁: サブスクリプションを導入してから社内のマネジメントやチームワークに変化はありましたか? 小池様:...
おはようございます! 今日から3回に渡り毎週水曜日、今年1月18日にオンラインで開催された記者発表会における株式会社共進ペイパー&パッケージ様の代表取締役副社長鍛治川和広様の全スピーチを、鍛治川様のご承認を得まして、3回シリーズにて、ご紹介させて頂きます。シリーズのタイトルは、鍛治川様がスピーチの中でオフセット印刷の革新を表現された「オフセット印刷の逆襲」とさせて頂きました。具体的な数字を挙げての貴重なスピーチです。パッケージ印刷のお客様に限らず、印刷会社経営者の皆様、是非ご参考にされてはいかがでしょうか?それでは、鍛治川様、よろしくお願いします。 「今日は、スピードマスターXL106導入についての背景並びに目的についてお話しします。 今回の導入にあたってひとつ前段として話さなければいけないことがあります。2年前の11月26日に、プライムファイア106を導入したプレス発表会を行いました。その際に「ハコプレ事業を20億円にするためのラストピース」という話をさせて頂きましたが、今回のお話はB1デジタルの夢を最先端のデジタルオフセットに繋いでいくという話であるという事です。 ご存じのとおり、2020年の3月にハイデルベルグからプライムファイア生産中止の発表がありました。その中にもありましたが、既存ユーザーについては、ハイデルベルグはサポートを続けるということでした。いいニュースではないと思いながらも、3つのことを考えてこれを受け止めました。ひとつ目が、B1デジタル機を唯一もっている会社としてサポート継続によるオンリーワンになるという期待。2つ目は、コロナ拡大の時期だったので収束時の開発再開への期待。3つ目が、万が一ハイデルベルグが開発を継続しないとしてもB1デジタル技術をもつメーカーに売却し、我々は引き続きデジタル印刷機を発展させていくことができる。という期待を持っていました。一方で最悪のケースも想定し、同時に代替策、他メーカー等についても模索してきました。 しかし、結果として、プライムファイア106で行っているビジネスを、「ほぼ代替」でき、のみならず、「できること」が大幅に増える投資になるということが検証できたので、スピードマスターXL106導入に踏み切りました。 形としては、プライムファイアの代わりにXL106を導入し、セッター(スープラセッター)も同時に導入することによって、一機にオフセット印刷の製造効率を高めてプライムファイアのように使っていくという形。もうひとつは、オフセット印刷機では完全には代替できない部分を最先端のフラットベッドデジタル印刷機2台を導入することによってカバーするという形です。これには、カバーするという意味合いと、成長著しいPOP市場をさらにこのフラットベッド機で開拓することも含まれています。 導入する機械は、2020ジェネレーションのXL106-7L、7色コーター付きのほぼフルオプションで、自動化や効率化を一気に進めることができる構成、それに加えてプリネクトを活用し、それらのオペレーションをすべてオーガナイズしてデジタル印刷機のように使っていくことを想定しています。 我々としては、カラーコントロールがデジタルで自動的に行われる、版替えの時間が大幅に効率化される、それらが、プリネクトによってコントロールされることが大きなポイントです。その中でも我々がテストをして、特に驚いたのは、この機械で、当然同じ用紙、基準値の印刷という前提条件はありますが、150枚のジョブを1時間に24ジョブをするというテストを見せられた時です。これを私は、他の方の言葉を借りて「オフセット印刷の逆襲」と呼んでいるのですが、1時間に24ジョブできるということに大きな衝撃を受けました。これは、計算をすると、3600枚(24x150)の正しい印刷物が24種類1時間以内に出来上がったことになります。現行のデジタル印刷機をもってしても様々な制約を考えると、これは実現できない数字ですので、小ロット多品種において、オフセット印刷機がここまで効率化されているということを改めて知った次第です。 我々は、オフセット印刷のサービスに対して手の届かなかった極小ロットをデジタルサービスのハコプレサービスでカバーしていくところからスタートして、デジタル印刷機の発展とともに、JETPRESSでその領域を広げ、さらにその広がった領域をプライムファイアで広げていく。つまり、オフセット印刷機は20年間技術は変わっていない。それに対して伸長著しいデジタル印刷機は今後オフセット印刷機の市場を侵食していくという未来を描いていました。 しかし、この「オフセット印刷の逆襲」と言われるオフセット印刷機の発展によって、現段階でオフセット印刷機の効率化が逆にデジタルの市場を侵食し始めていると判断しました。我々の試算によるとB1サイズにおいてはオフセット印刷機とデジタル印刷機の分岐点は200枚まで減少しています。これが意味するところは、200枚以上はオフセット印刷機でやった方が効率が良く、コストが安く、デジタル印刷機の小ロットでの強みは200枚以下に限られるということです。一方で、200枚以下についてはデジタルに優位性があるので、ここをカバーするためにフラットベッドの高品質な印刷ができる生産機を2台導入しました。 続く 「オフセット印刷の逆襲...
おはようございます。 今日は、ハイデルベルグ・ジャパン、若手のホープ、CtP製品担当の小川より皆様へメッセージをお届けします。 どうぞ! 皆さん、こんにちは。 製版工程は各メーカーが自動化・省人化を積極的に開発/推進していますね。私たちハイデルベルグは印刷機の印象が1番強いですが、プリプレスからポストプレスまで、綜合印刷機械メーカーとして様々な製品を製造販売しています。今回は製版工程にフォーカスしていきます。 一言で製版工程といっても様々な仕事がありますが、大きく3つ(①プレートの露光前、②プレートの露光、③プレートの露光後)に分けて考えていきます。 ①プレートの露光前で時間が掛かる作業と言えばプレートの補充作業ですね。以前Newsletterで記事にしたオートパレットローダー106Kが活躍します。以前の記事は(こちら) 次は③プレートの露光後に注目すると、プレートが露光された後、有処理版であれば現像処理を行われ、その後は有処理/無処理共に、ジョブや印刷機毎に分類されます。その際には、合い紙を入れて版傷対策を行い、印刷機オペレータが分かるようにジョブ名や日付をメモする事が一般的です。しかし、人が行う作業である以上、書き間違いや、版が擦れて版傷が起きたりするリスクは付きまといます。そこでハイデルベルグのオートベンダーが活きてきます。印刷機ごとに台車(トロリー)を設置すれば、ジョブ/印刷機の分類は機械によって行われます。おまけにベンディングもされていますので、オペレータの作業は自分の使うトロリーを持っていって印刷機にセットするだけです。トロリーに載せたまま移動できるので版傷の心配も無くなります。 最後に②プレートの露光では、ハイデルベルグのCtPであるスープラセッターとプリネクトワークフローを組み合わせることで使用できる「プレートパイロット」をご紹介します。通常、製作課で作られたデータはRIPされ、シューターソフトの入ったPCに移動します。そこでCtPオペレータがシューターPCから露光するジョブデータを選択している事が一般的です。ですが、データ作成は印刷順に作成されなかったり、印刷順番の変更はよくある事です。その為、マニュアルで刷版を並べ替えたり探したりといった作業が発生します。 プレートパイロットは、CtPとワークフローがつながる事で、ジョブと印刷機をあらかじめ結び付け、予定された印刷機用の台車(トロリー)にそのジョブ用のプレートが積載されます。ポイントはシューターPCから露光指示を出す必要が無いことです。プリネクトワークフローと繋がっている事で、ポータル(ブラウザで立ち上げ可能な機能)から露光指示を出すことができます。つまり、印刷機オペレータでも製作課の方でも好きなタイミングでプレートを出すことができるという事です。プレートの露光さえ終わってしまえば、上述の通り印刷オペレータは自分のトロリーを取りに行くだけです。省人化に留まらず、無人化にすることが出来ます。他にも予定組ソフトのスケジューラとの組み合わせなど便利な機能もありますが、別の機会にお話したいと思います。市場環境が大きく変わっていく時代で皆様はどのような改革を行っていきますか?私たちと一緒にスマートファクトリーを目指しましょう! スープラセッターについて詳細はこちらから。
おはようございます! 昨年のオンラインイベント Push to Stop 2020 でも登場しましたハイデルベルグ・ジャパンのCtP担当者が、製版工程における業務改善のポイントについて語ります。それでは、小川さん、どうぞ! 皆さん、こんにちは。今回は製版工程における業務改善のポイントについてご紹介したいと思います。 製版工程の中にもたくさんの作業がありますよね。刷版データの作成からプレートの露光、現像、印刷工場への運搬やプレートの仕分け作業。様々な作業工程がある中で、今回はプレートの出力作業に注目したいと思います。プレートのデータを作成した後、CtPでプレートを露光する。普段皆さんの会社で普通に行われている当たり前の作業ですよね。プレートをCtPで露光し、スタッカーに自動で溜めていきます。ですが、プレートの供給はどうでしょうか?1枚ずつ供給されていますか?あるいはお持ちのカセットローダーをお使いでしょうか?どちらの場合も、「CtPへのプレートの補充作業」はオペレーターが手で行っています。プレートの箱を持ってきて、開梱し、プレートの梱包紙から取り出して補充を行います。プレートは薄いアルミの板ですので、一度に何十枚も持つことは難しく、横着すればケガをしますし、プレートを凹ませてしまうかもしれません。資材の中でも高級品であるプレートは、取り扱う際に、一層注意を払いますし、体力的にも大変な作業です。 そうした作業を改善するために私たちハイデルベルグがご提案する機械が、オートパレットローダーです。プレートをパレットに積んだままハンドリフトを使って補充する事ができます。1パレットあたり最大1,200枚までプレートを載せる事ができます。これまでの補充作業がガラリと変わり、補充作業に時間をかける事も無くなります。 さらに、プレートを梱包していた資材も無くすことができます。 皆さんの会社で1年間に使用されるプレートはどのくらいの量でしょうか?プレートは一般的に1ケースあたり、全判サイズであれば20~30枚、半裁サイズであれば50枚入っています。全判サイズのプレートを1,200枚補充した場合、プレートの箱は40~60箱も使われています。 皆さんの会社でも取り組まれているSDGsや環境対策にも貢献できると思われませんか? うちの会社にはそんな機械が入るスペースなんか無いよ…と思われた方も、一度レイアウトから見直しませんか? ハイデルベルグのCtP...
おはようございます! プリネクトユーザーの皆様はもちろん、まだ使ってないけどもっとプリネクトについて知ってみたいというお客様に向けて、その道のエキスパート達が、ソフトウェアのサブスクリプション “プリネクトプロダクションマネージャー”...
おはようございます! 今日のJ-Connectでは、お客様の刷版を出力するプロセスをより簡単にするために、ハイデルベルグがどんなソリューションをご提供できるのかをご紹介したいと思います。 経験を積んだオペレータさんを見つけるのは大変 今、日本では多くの業界で、会社の戦力となる人を新たに見つけるのがとても大変という話を聞きますよね。そして、私たちの印刷業界も、そして、プリプレス工程でも、それは例外ではありません。戦力となる人を見つけるのは大きな課題のひとつです。が、もう一方で、現在のプロセスを、品質や効率を落とすことなく人手をかけずに実現することを考えることも課題のひとつですよね。できるだけ人手をかけずに、タッチポイントを少なく、そして究極は、Push...
おはようございます! ”イノベーションツアー2020 - ポストプレス -”が、今月9日から16日にかけて実施されました。そのツアー に同行したハイデルベルグ・ジャパン ポストプレスのレジェンド、デジタルテクノロジー部製本機担当スペシャリスト...